少年の物語

今日はもう何にもやる気が起こらないので、スタンドバイミーを観ました。

悪ガキ4人組が、遠く離れた場所にあるらしい人の死体を見つけて有名になるために

線路沿いを歩いて冒険するという話。

MOTHER好きにはグッとくる描写があり、

またMOTHER1にはこの映画のオマージュが入ってたりと、

MOTHER好きは観て損の無い作品。

であるにもかかわらずようやく観ました…。

とりあえずあのー、MOTHERチックな世界観を求めすぎてはダメです。

あくまでまあ、年代が近い設定くらいのもんで。

主人公の仲間達に女の子はいないし、当然PKも出てきません。

片鱗は感じられるけど、片鱗は片鱗ですから。

そうじゃなくて。映画として。

もうなー、その仲間達がそれぞれ、大人に対するやりきれない思いを抱えてて、

冒険が進むたびにそういう心情の部分が明らかになっていくんだけど、

その描写が、すごいんですよ。

ていうかあの子役4人は何者なんだよマジで。

日本にあんな子役いない。

あんな…あんな演技をする子役はどうやって生まれるんだ…。

でね。

観てるうちどんどん少年たちの心にこっちが入り込んじゃうんですけど、

その、ラストで流れる、あの誰もが知ってる名曲。

あれが字幕つきで流れたときに、

今まで「こちらカイマン。異常ないっすよー(STARFOX64)」的な、

しんみりとはしてるけど涙腺は全然きてない状態から、

曲によりいきなり第一防衛ライン、第二防衛ラインをすりぬけて、

最終防衛ラインも突破してカイマンが塵になって涙がザザザザーーーーッと…。

あれねー、マジでたまらん。特に社会人はたまらん。

今まであの歌はふざけて口ずさんでたけど、もう口ずさめないよ。

口ずさんだら泣いちゃいそうだもの。やべーわ。

…ということで、あとは実際観てみてください。ゼヒ。

とっかかりはMOTHERのオマージュ元ってどんなんなんだろ?っていうんでいいです。

面白いですよー。