たわごと

セイソウのグングニル #02

強靭な槍”グングニル”を操るニルとイヴァルディの、次なるターゲット。

武器商人。放火堂のミナミ。
最新のプラズマ兵器をこの街に持ち込もうとしているらしい。

依頼人からの書類に目を通す。
「こんなものが使われたら……ネオカナガワは……」
「モノに興味はない。依頼を遂行するのみだ」
「……そうね」
「オレたちは正義の味方じゃない」
「ニル……あのね」
「正義の味方は、表舞台に出るものさ」
「……」

そう言うとニルは、闇夜へと溶けていった。

ネオカナガワ。
人口500万人の大都市。
2020年に起きたオリンピックに起因する第3次世界大戦により
敵対国の総攻撃を受け、日本の大都市はほぼ壊滅。
横浜でも川崎でもない荒涼としたこの土地に人々は移住し、
独自の発展を遂げてきた。

元々外国人の出入りが激しいこの地域は
新たな文化創造拠点に相応しく、
今やあらゆる人種が混在する場所となっていた。
すべての貪欲な想いが交錯する街。それがネオカナガワ。

しかし膨れ上がりすぎた人口により、秩序は完全に破綻していた。
毎日のように起きる殺人。ドラッグ。売春。人身売買。
そしてその上空、分厚いスモッグの上には
政府とごく一部の選ばれた人間だけが住める空中庭園、グラズハイムがあった。

「……いつになったら住めるんかな、あそこ」
ミナミは上空を見上げてポツリと呟いた。
リノ=ミナミ。
見た目は高校生ほどだが実年齢は40歳前後。
流行りのミュータント整形を施しているようだ。
肌色は青。7色の髪。小さなツノも見える。
路地で銃を並べ、売りさばく。

「こいつ?こいつはねえ… 19万8000えぇん」
独特のイントネーションで武器に値段をつけていく。
ネオカナガワでは、銃の所持自体は合法だ。
ただし武器は申請が義務付けられており、
認可されなければセキュリティロックがかかり、動作しない。
彼女はロックを外した非正規の”脱獄品”と呼ばれる武器を扱っている。
ゆえに、ほとんどが盗品だ。

「まあこんな生活も……もうすぐ終わりだ」
一通り今日の商売を終えると、フード付きマントを着こみ、
手下と共に足早に路地を去っていく。

小型のホバートラックで向かった先は、街の郊外。
大きな倉庫の一角に、それはあった。

プラズマ・ブラスター。

強力なプラズマ波をあたりに放出し、
あらゆる電子機器をダウンさせてしまう兵器。
電子機器に依存した今の世界でこの兵器を動作させることは、
街の死を意味する。
ブラックマーケットで売れば少なくとも、100億はくだらない品だろう。

「よし……じゃ積み込め」
黒づくめの手下が4人がかりでトラックにプラズマ・ブラスターを積み込む。
小型とはいえ、非常に重い。
「落とさないようにな!保証はきかねーぞ!」
荷が振れないように、他の荷と一緒にベルトで縛る。

「……いいだろう。じゃ、出発だ」

「ミナミさん」
ふいに、手下の1人がつぶやく。
「なんだ?」
「これ……誰に売るんですか」
「お前に言って何になる」
「ただちょっと……気になりまして」
「誰だっていいだろ……金さえもらえれば」
「そうですね……」
「大体お前には関係のないことだ」
「そうでした……すみません」
「? ……お前」
「なんでしょうか」
 
 
「お前…… 誰だ?」
 
 
ミナミが銃を抜こうとしたのその瞬間、
その手下はマントを投げつけ、大きくジャンプした。

ゆっくりと、バク宙で空を舞う男。
しなやかな手足とともに、彼の”槍”もまた、優雅に舞っていた。

「お、お前、まさか……」

今その名前を出すことを躊躇うほど、ミナミは恐怖心で一杯だった。

凄腕の清掃屋(スイーパー)。
まさか目の前に。
ウソであってほしい。
路端で聞こえて来るあの噂話。
どうか。ウソであってほしい。

「グングニル」

聞きたくない名前を聞いてしまった。
背筋が凍る。
槍が発する熱による上昇気流を使い、
ゆっくりと降り立つニル。
彼の眼はまっすぐ、ミナミに向けられていた。

……20メートルほど先に、死神がいる。
気がつくとミナミは失禁していた。無理もない。

「くっ……」
「貴様には……逝ってもらう」

「いっ……いいか!動くなよ!こっちには銃があんだからなぁっ!」
手下とともに銃を向ける。サブマシンガンだ。撃たれればひとたまりもない。

「無駄だ」
言うや否や、ニルはミナミとその手下へ向かった。

「うわああああああああああああッッ!!!!!」
ズダダダダダダッ!!!
手下とともに慌ててサブマシンガンを乱射するミナミ。

しかし、銃弾は当たらなかった。
槍を持ち、プロペラの如く振り回すことで
いともたやすく、チュンチュンチュンチュンと銃弾を弾いていく。

弾を撃ち終えた手下。目前に槍を振り回す男。
慌てて武器を持ち替えようとするが、

「遅い」

薙ぎ払うように3人の手下を槍が襲う。
しなやかに、強く。骨の折れる音。断末魔。
あっという間だった。

ミナミはあまりにも絶望的な状況になす術なく、座り込んでしまった。
槍を片手に、にじり寄るニル。

「た……頼む!マジ助けて!なあ!こんな……
こ、こんな可愛い子を、なあ!お前!ここ、殺すなんてぇ、そんな」

ミナミの前に立ち、ゆっくりとミナミを持ち上げるグングニル。

「わかった2割やる! 2割!! どうだ!? じゃもう2割! 4割だ! 4割やるから」
 
 
ドシュッ
 
 
「ひぐぅっ……! あ……」
槍が、容赦なくミナミを貫く。脳が快楽で一気に汚染される。
眼は寄り、上にぐるんと向いたまま。
だらしなく舌を出し、そのまま息絶えてしまった。

「愚かな……」
プラズマ・ブラスターを一瞥すると、ホバートラックごと海の底に沈めた。
ぶくぶくと、音を立てて藻屑と消える。

朝焼けがまぶしい。
槍についた露を払い、帰路についた。

彼の戦いは続く。この槍のある限り。


やってみてください。
こう、ね?
2割!ね。右手でピースして。
もう2割!ね。左手でピースして。
そんで、目を寄せて、上向いて、舌を出す…と?

あっ、おかあさんに怒られる。
もしくはチコちゃんに叱られる(冤罪で)。寝よう。

セイソウのグングニル #01

「後ろからひと突き……か」

現場はきれいなものだった。路地裏。横たわる死体。女性。20代後半。
道の先には女性の住むマンション。おそらく帰り道。
ほんの一瞬の出来事だったことが窺える。

「グングニル」

そうベテランの刑事がつぶやいた。
若手の警官が不思議そうに尋ねる。

「グングニルって……なんですか?ファンタジーの?」
「ああ……オレはあんまそっち方面は疎いんでな。そう……槍だ、槍」
「そのグングニルがどうか……したんですか?」
「ホシ(犯人)の名前だ。おい、ここを見てみろ」
女性の死体をばつが悪そうに指差す。

「こ、これは……!」
 
 
 
--20XX年。ネオカナガワの一角。
下層のとあるビル。8階。男女の話す声。

「お見事……ね。さすがグングニル」
「やめろよ」
「そんな事言って……意外と気に入ってるくせに。その名前」
「……」

くたびれた革張りのソファに腰掛ける、中性的な顔立ちの男。
髪はショートだが前髪はだいぶ伸びており、目はほぼ隠れている。
彼こそが、グングニル。
当然だがグングニルというのは偽名だ。彼の本名ではない。
普段はニルと呼ばれている。

仕事は清掃屋(スイーパー)。
清掃と言っても、対象は専ら”人間”だ。

「報酬はいつもどおりポストに……」
言うやいなや、ガサッという音が玄関から聞こえて来る。
「……入ったみたいね」
おもむろに玄関に出歩き、報酬を拾い上げる。

彼女の名はイヴァルディ。もちろん、偽名。
胸ばかり大きいのがコンプレックスらしい。
ニルのマネジメントをしている。

「……あら。また依頼が入ってたわ。忙しいわね……ニルも」
「今度のターゲットは?」
「本当、仕事熱心よね……。カーロン=ルーゴス。サニーコープ社長。
表向きは、やり手の経営者。
でも実態は……人を人とも思わないブラック社長てとこね」

イヴァルディがターゲットの写真を見せる。
なかなかの美女。眉が太く大きな鼻が特徴的だ。
「彼女は今裁判で係争中……。まあ……小物だわ」
「小物でも全力で仕留めるさ。この”槍”で」
 
 
 
翌日。深夜。
ルーゴスの自宅。

「ジャップのアホども……やっちゃえ裁判みたいな空気だしやがって……
どうせ金が欲しいだけだろ!この金1円もやらんぞ!っざけやがって!」
ひたすらにワインをあおるルーゴス。
「おい!そこの警備!」
「はっ」
「お前、私の相手をしろ」
「そっ……それはどういう……」

警備に壁ドンをキメるルーゴス。
ブラウスの奥に下着がチラつく。
「そんな事、私に言わせる気か……?」
「いやっあのっ……ち、近いですルーゴスさま」

ルーゴスのワインにまみれた吐息が警備の男を包み込んでいく。
吐息は少しずつ、少しずつ、ゆっくりと、警備の意識を奪っていく。
あたたかい、甘美なる吐息。
目がうつろになっていく。
すっかり蕩け切った……その瞬間。

「ふっ……あっはははははは!」

突然笑い出すルーゴス。
「お前みたいなモブ風情が……あっはははは! おい吐息分の金払えよ! なあ!」
警備は感情がぐちゃぐちゃになってしまい、その場に座り込んでしまった。
ルーゴスがヒールで一発、蹴りを入れる。

「ったくモブに人権なんかねえってのに」
小さく毒づくルーゴス。そのままワインを片手にベランダに出る。
大きな月。眼下に夜景。天を仰ぐ。
ワインを撒き、声を上げた。

「裁判がどうした!私は逃げきってみせるぞ!!!
どうしても止めたきゃ殺してみろーーーーーッッ!!!!!」

その時だった。
ヒュッという音とともに、ルーゴスは天高く打ち上げられた。
「なっ--!!?」
体は宙を舞い、屋上に叩きつけられる。
「ぐぁっ」
月明かり。ワインまみれのスーツ。
酒の所為か、打ち付けた影響か。頭が割れるように痛い。

わけもわからず起き上がると、
そこには月の光を浴びた1人の男がいた。
「だっ……誰だ!」

男は静かに言った。
「……グングニル」

逆光から浮かび上がるシルエット。
そこには、男から、あきらかに、
巨大なグングニルがそびえ立っていた。

風を受け、木々が凪いでいる。
そんな中でも、微動だにしないグングニルが、そこにあった。

「おあっ……お、お前!そのなんだ……それが、グングニルか!?」

「そう……グングニル。貴様をグンとやって、グニる」
「グンってやって、グニる……!? う、う、……うわああぁぁああーっ!!!!」

聞いたことがある。清掃屋?殺し屋?だがもう、なんでもいい。
とにかく今、そいつが目の前にいる。

裁判どころではない。今ここで、殺される。

恐怖のあまり逃げ出そうとしたその瞬間、
すでに背後にはニルの姿があった。

「いっ……!? いつの間に!!?」
「私が近づいたのではない。貴様が近づいたのだ」

どうやらニルの先から出ている粘度の高い液体で
ルーゴスは引き寄せられたらしい。
あまりに瞬時の出来事であったため、
ルーゴスは自分の背後に回られたと錯覚したのだ。

「さあ……遊びは終わりだ。」
「ぐっっ」

「貴様には……逝ってもらう」

ルーゴスの体をガッチリとホールドするやいなや、
一気に下から、”槍”を突き立てた。

ドシュッッ

「!!!! はぅっっ…… がっ…… か は……っ……」

あっけないほどの一撃。
数秒の痙攣を経て、白目をむきドサリと倒れ込むルーゴス。
抵抗することもできない。即死だった。

「社長!」
警備が屋上に来たときには、すでに社長は事切れていた。
ニルもまた、姿を消していた。
あたりには、芳醇なワインの香りが漂っていた……。
 
 
 
翌朝。事務所。

ニルはプロテインを飲んでいた。
「昨日はどうだった?」イヴァルディが様子をうかがう。
「いつもどおりだ」
「そう……さすがね、ニルは」

「依頼は?」
「今日は……ないかな」
そういうとイヴァルディはまた眠りについた。

束の間の休息。
珍しく穏やかな顔を見せるニルだった……。


おひさしぶりです。ジャジャです。
いきなりの下ネタ発進です。どうですか。どうですかこのやろう。

えっと、TYPは下ネタをやらないポリシーで20年間運営してきました。
であのー、逆に、
ウチでやる下ネタってどういうのだろう?というのをですね、思いまして、
もう今年は2020スーパーベースボール(SNK)イヤーですので(笑)、
書いてみてもいいんじゃん。って事で。そのまんま書いてみました。

これ、12話まであります(笑)。
もうほとんど出来上がってます。

今日から毎日アップしていきたいと思いますので、よしなに…。
ちなみに当初はもっと描写が露骨で、サイトに上げるつもりありませんでした。
でもねー、こういうのってもう、欲求そのままだから、
書いてて楽しくなっちゃうんですよね(笑)!
そうなるともう、サイトに載せないともったいないってんで。ねえ。

うーん、久々に、完全なる「自分のための創作」だなって思います。
需要がオレで供給がオレ。さいこう。
もうさあ、そうやって生きていこうよ。オレ気が付いたら中間管理職だよ。
おちんちんくらい好きに動かさせてくれよ。もう。


あ、今年もよろしくお願いします。
ギリギリセーフ!steamで旧正月セールやってるくらいだし!
よかったら拍手ください。くれなくても勝手にやります。

2019年は、自分の中では種まきの年でしたね。
そしたら、まー根腐れしましてね(笑)。
小学館さんとか。行きましたね。いい思い出です(笑)。

Nintendaze公開!

できました!
任天堂同人誌まとめ本「Nintendaze(ニンテンデイズ)」です。
「sideA」「sideB」の2冊です。

上のイラストをクリックしてください。PDF落とせます。
こちらからでも。
【ダウンロード Nintendaze sideA】
【ダウンロード Nintendaze sideB】
※sideAは約53M、sideBは約69M程度あります。
※さすがに古いので(特にsideA)ある程度ひどいクオリティなのは許してね(笑)

sideAはアナログペン入れだった頃の分、
sideBはフルデジタル移行後の分、
あわせて…何ページ?まあいいか(笑)!

おまけも各冊4ページずつ、計8ページ。
4コマ4本と、イラスト6点(いつも通りのやっつけ含む)です。
おまけのイラストは…こんなカンジ。

つか無料なのだから好き勝手に見ればいいのだと思います。


来週土日あたりで、
さらに各ページにコメントをつけたコメンタリー版を配布予定です。
まずは読んでいただいて。
コメントみると、またちょっと背景やネタがわかっておもしろい、みたいな。
そんなカンジで。

ひさびさだなあ同人誌…。

ぜひ感想聞かせてください。
拍手でもtwitterのリプでもなんでもいいです!

よろしくお願いいたしまーす。

20th


ということで。
せっかく20周年なので…twitterに書きましたが、
過去のロッキンチェアー同人誌から任天堂のネタを
ほとんど集めた「まとめ本」を、無料公開したいと思います。
新しい同人誌という事で…。
もう、最後に本出したの、8年前とかだし。さすがにいいでしょう。
買ってくださった方も、手放された方も多いでしょうし。

タイトルは「Nintendaze(ニンテンデイズ)」です。
任天堂と暮らした日々。
めまい(daze)がするほど遊んで浮かんだネタを、放出します。

MOTHERが一番多いですが、
どうぶつの森とか、ルイージとか、いろいろありますね。
今一生懸命まとめてまして、追加でイラストも載せてね。
日曜か、月曜の夜には!

ちなみに200ページくらいありそうなので、
アナログでペン入れしてた頃と、オールデジタルの頃とで
分けることにしました。公開の際には、楽しんでいただければ幸いです。
ちなみに、いくつかのネタは意図的に抜いてあります。
本によってはまんま載せてるのもあるけど…。
少なくともゲストさまの原稿は載せません。

ていうかこんだけ経つとそういう事に関する問題よりも、
読まれる皆様方が、ゲームの記憶がうろ覚えな状態で、
…たとえば当時ホットだったMOTHER3のネタとか見て大丈夫なん?ていう(笑)。
もうみんな老人ですから。ねえ。覚えてます?こっちは忘れたよ?みたいな。
スマブラ本とかもありましたよ。
スマブラはWiiの頃ですよ。大丈夫ですか。
あ、でも最新作でスネークあたりも参戦したからいいか。いいのか?
まーいいや。とにもかくにもおたのしみに。


本当は20年間の事件簿とかやってもいいんだけど、
言ってない事なんてうす暗い話ばっかりだからいいや!
たのしい事だけ言って暮らそう。
そういう人が集うサイトだったし。ね。

中継:TYPバーチャルTUBERオーディション

お前んち燃えてるよ。TYP管理人のジャジャです。

あのー、TYPも動画で一山当てたいと考えておりまして、

つい先日、動画に出てくれる方のオーディションを行いました。

当日のレポを4コマ形式でまとめましたので、ご覧ください。

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選出者、なし。死者、数名。

またの機会に。

ネタ

サイトウニガミ用にちょっと浮かんだネタをこっちに一度書いてみることに。

それ、ヨメさんがみて面白いと思ったらマンガにすればいいじゃんみたいな。

いやーあの、よくよく考えたら頭の中にあるだけだと

いずれ誰かがやっちゃうなーとか思って。

だったらアウトプットしとけしとけ、みたいな。

…でね。

最近よく考えてるんですけど、

桃太郎は桃から生まれるじゃないですか。

かぐや姫は竹から出てくるじゃないですか。

あとなんだろう、一寸法師とかいきなり小さいじゃないですか。

金太郎は山姥(やまんば)に育てられたんでしたっけ?出自不明かな。

…それって、誰がそうしたんですかね。

そうしたヤツがいる…ワケじゃないですか。

例えばオレが桃太郎なら、桃に入れたやつを恨むと思うんですよね。

だって桃に入れて流されるんですよ。

それって予定調和なのかな?おばあさんに拾われる前提で。

でもそれ不確定要素多すぎるよなあ。

ということで、そういう物語のそこに至るまでって、

どうなんだろうなーとか思うわけです。

そこでさらに考えを巡らせていくと、

大抵そういう物語の主人公は超人的な力をもっていたりするわけですが、

実は全員、鬼の子だったりしないですかねっていう。

鬼の子で、捨て子、みたいな。

人間との子で、里で生きられなくて、みたいな。

そうやって考えていくと桃太郎は故郷を攻めに行くわけで、

かなり胸アツな展開だと思いません?

「貴様もしやあの時の…」って鬼が言うの、いいっすなあ。とか。

桃に入れられるとかいう、想像を絶する状態異常からはじまるのも

鬼の所業と考えればいろいろ納得だし。

…なんて。

いや別にオチとかないですけどね(笑)。

とりあえずネタが書きたかったんじゃよ。


日記をすこーしずつ再開し始めたとはいえ

別にすげえ環境かわったワケでもないんですけども(笑)、

ふと思ったんですよね、この2年弱は甘えてたな、と。

こういう発想だから日本から過労死が無くならないんでしょうが、

やりたいことはやはりやるべきなんですよ。

時間が無ければ何かを削ればいいじゃない。

人間性とか。(←睡眠とかならまだしも。)

ということでゲームマーケットも申し込みました。

当選すればゴールデンウィークにまた何か作品が出せるというか、

出すというか、まあそうなのでしょう。

イベントスペースの上に何もないという事は無いと思います。

少なくとも献花はされていると思います。

がんばりまーす。


マリオオデッセイクリアしてないくせにstardew valleyという

マイクラとterrariaの間のようなゲームに手を出しました。助けてください。

ArtALIVE!続編発表

メガドライブ「アートアライブ(ArtALIVE!)」
25周年おめでとうございます。

1992年3月27日にアートアライブは生まれました。

当サイトではアートアライブ25周年を執念でお祝いいたします。

このインターネット社会においてほとんど動画も作品も無いという

不遇な作品ではありますが、

…まあなぜ不遇なのかは容易に想像つきますけども、

それでも青春時代を少し捧げてしまった私にとってこのゲームは

とても大事なゲームでして。お祝いせざるを得ないだろうと。

ちなみに念のため言っておくと、アートアライブというのは

メガドライブのお絵かきソフトです。

マリオペイントより先に発売されています。ここ重要。

んであのー、

ワゴン売り500円で2兆円分は遊ばせてもらったであろう

私的コスパ最強のこのゲーム、やはり続編が欲しくなるところ。

でもまあこのゲームの続編は今のコナミからワイワイワールドが出るくらい

確率的には低いものですが、…なんと!あのSECA社から!

ついに!続編が…!

SECA社といえばコンバットアーマーのレンタルでおなじみのあの会社ですが、

まあ続編が出るならなんでもいいです。

ということでその体験版を入手しましたので!

スクリーンショットを!全宇宙に先駆けて公開!いたします!


170401artalive01.png

こちらがそのスクリーンショットです。

その名も「ArtALIVE!2」ですよ!ツー!

変なところにビックリマークあって気持ち悪い?

いやいやこれがいいんですよ。何より夢にまで見た2作目ですから。

それにしてもきらびやか!

実はこれスーパー32Xなんですよ。

どおりで発色豊か!TEMPOのタイトル画像みたい!

170401artalive02.png

こちらは従来のインタフェース。おなじみですね。

新しいインタフェースはこちら。

170401artalive03.png

まず!パレットの色数が倍増しました!すごい!

もちろんあのクソ使いにくいパターン塗りもそのまま!

ちなみに色数が増えたとはいえ、

またいくつかのカラーパターンから選ぶ方式です。

アートアライブは絵を描く精神も鍛えられますので、

勝手な色変更は許さない仕様です。さすがです。

そしてツール群!

全世界待望の拡大ルーペと、範囲選択が実装されました!

す、すごい…。すごすぎる…。神アップデートやばい…。

でもそれだけじゃないですよ。

な、なんとレイヤが1枚追加…!

ちょっとヤバくないですか。

スーパー32Xのスペックでもギリギリなんじゃないですか。

1枚レイヤが追加されるっていうのは、もう神への挑戦ですよ。

ウチのヨメさんはPCで絵描くときレイヤを数十枚ほど使うらしいですが、

それはたぶん本当の意味のレイヤじゃないですね。違うやつです。

知らないやつ。レイ…レイストームですたぶん。タイトーの。

あれのレーザーのロックオン回数の事を言ってるんだと思います。

んで…線幅!5段階にアップ!太線もラクラク!

そしてカーソルスピードが5段階から10段階に!

もう1段階目と2段階目の差がちょっとありすぎじゃん…とか

悩まなくてすみます!最高!

まあ、もちろんマウス非対応ですけどね。

そこはもう、アートアライブのアイデンティティですから。

え、ていうかパッドで描けない絵なんてあります?

ないし。そんなの。ないない。

…つかここまで来たらもうわかってるかとは思いますが、

アンドゥは1回です。

増えませんよ回数。据え置きです。何か間違えても、戻れるのは1手だけ。

あのねー、結局人生って後戻りできないじゃないですか。

それでもこの、1手戻るっていうのを実装してくれるやさしさ?

ありがたい。消さないでくれてよかった。ありがたい。

そういう発想だからセーブも相変わらず実装してないしね。

じゃあ人生でセーブできますかと。そういう事ですよ。ねえ。

あとはちょっと画面入手し切れてませんが、

フォントがカタカナ対応になったり(前作は英数のみ)、

テンプレが増えてたりするようです。まあそこはね。おまけみたいなもんです。


でね。

170401artalive04.png

これは前作で描いたイカちゃんですが、

…まあ、まだ改善の余地がありますね。

そりゃもう、アートアライバーの道は険しいものです。

170401artalive05.png

ほとんどの人は、せいぜいこうやってね、

スタンプを置いて遊ぶくらいに終始してたわけで…

でも!でもですね。

2作目で追加された編集や拡大、そしてレイヤ。

これがもうメチャメチャ便利!すごい!すいすい描ける!

まるで、ニンテンドースイッチのjoy-conが

絵を描くときの左手デバイスとして有用という話を聞いて

さっそく使ってみたらこれがもう快適…そんな気になるほど!

んで!

なんだかんだで!

170401artalive06.png

ここまで描けるようになりました!!

アートアライブですよ!? アートアライブでここまで!

いやもう、うれしくてうれしくて…。ありがとうSECA社。

…これはもう、売れますね。売れる。

すでに銀河系で8那由多個くらい予約あったらしいですよ(那由多=10の60乗)。

ということで、

前作の良いところはしっかり残しつつ正統進化したアートアライブ2!

私も今から予約します!みなさんもゼヒ!


170401artalive07.png

なぜか用意されているフルカラー版。

Brother7

むかしむかしあるところに
7匹の子ヤギとお母さんヤギが住んでいました。

ある日、お母さんヤギが言いました。

最近この周りをオオカミがうろついているから気をつけなさい。
お母さん以外の誰かが来ても、いついかなる時でも、
絶対にドアを開けてはいけませんよ。
それじゃお母さん、買い物に行ってくるから。

こうしてお母さんヤギは出かけていきました。
7匹はなかよくお留守番です。


お母さんヤギが出かけて間もなく、ドアをノックする音が聞こえました。

お母さんだけど、開けてくれる?

明らかにお母さんヤギの声ではありません。

子ヤギたちは息をひそめて静かに待ちました。
しばらくするとドアの向こうから舌打ちと、遠ざかる足音が聞こえました。
どうやら無事やり過ごせたようです。

しばらくすると、またノック音が聞こえました。

お母さんだけど、開けてくれる?

今度はお母さんヤギの声がします。
うれしくなって7匹目の子ヤギが開けようとしましたが、
2匹目の子ヤギがそれを止め、鍵穴から外をのぞくことにしました。

なんと、お母さんのものとはとても思えない、黒い手が見えます。

子ヤギたちはまた息をひそめました。
バンッ、という扉を蹴った音と、遠ざかる足音が聞こえました。
今度も無事、やり過ごせたようです。
ほどなくして、また声が聞こえました。

…お母さんだけど、開けてくれる?

明らかにオオカミの声です。
子ヤギたちが息をひそめて静かにしていると、オオカミはこう続けました。

いるのはわかってんだよ…うまそうな子ヤギがな。
お母さんは留守だろう?しかも出かけたばかりだ…。
6匹…いや、7匹だな。7匹。
いいか?お前らにチャンスをやる…。
今から5分間だけ待ってやる。その間におとなしく出てこい。
出てくれば命だけは助けてやる…。

さあ大変です。きっとオオカミはどんな手を使ってでも入ってくることでしょう。
なんとかしてやり過ごさなければなりません。

1匹目はベッドの下、
2匹目はドレッサーの下、
3匹目はテーブルの下、
4匹目は暖炉の中、
5匹目はイスの下、
7匹目は、柱時計の中に隠れました。

6匹目はパニックになり、窓から逃げ出してしまいました。

…5分と経たず、オオカミは窓から入ってきました。
口から6匹目の子ヤギがつけていたスカーフを吐き出すと、
次々と5匹の子ヤギを見つけて、飲み込んでいきます。
しかし柱時計に隠れた7匹目の子ヤギはとうとう見つからず、
名残惜しそうにオオカミは去っていきました。

しばらくして、お母さんヤギが帰ってきました。
お母さんは荒れ果てた家を見て、泣き崩れてしまいました。
そこへ…7匹目の子ヤギが柱時計から飛び出してきました。

まあ!ほかのみんなは?いったい何が起きたの?

7匹目の子ヤギは事のてんまつを話しました。
お母さんヤギは見たこともない憎悪の顔を浮かべ、
オオカミの足跡をたどりながら走りました。

夢中で足跡を追いかけていると、ついに河原で寝ているオオカミを見つけました。
お母さんヤギは、もっていたハサミでオオカミのおなかを斬りました。
痛みで起き上がるオオカミを大きな石で殴り、気絶させ、
一心不乱にオオカミの腹をジョキジョキと斬るお母さんヤギ。

すると…中から丸のみにされた子ヤギ達がどんどん出てきました。
7匹全員、みんな元通りです。
安堵の顔を浮かべたお母さんヤギは、ポツリと言いました。

石を…こいつの腹に入れるのよ。

子ヤギたちが集めた石は、オオカミのお腹にどんどん詰められていきます。
どんどん、どんどん…
最後にお腹をおかあさんが縫い合わせたとき、
オオカミは目覚めました。

き、きさまらはさっきオレが丸のみした子ヤギどもじゃないか…
お前ら、オレに何をしたんだ?

お母さんヤギは言いました。

我が子を食らう悪魔め…!子どもたちは返してもらいましたよ。
あなたは一生石を腹に詰めたまま、苦しんで生きるのです。

するとオオカミは、ふらふらと立ち上がりながら、
大きく笑って答えました。

悪魔…?どっちが悪魔だろうな?
確かにオレはお前らを食った。まぎれもない悪魔だ…。
だがな、本当の悪魔はそこにいるお前らの母親だ!
いいか、お前ら子ヤギは本当の――

そこまで言いかけた瞬間、
お母さんヤギがオオカミの顔にハサミを突き立てました。
オオカミはどす黒い血を流すやいなや、
大きな霧とともに消えてしまいました。

お母さんヤギは、天を仰いで大きく笑い、
みんなで仲良く家路についたのでした。


…そして、ある晩。

1匹目の子ヤギが、夜中に起きて、こうつぶやきました。

もう、こんなことはやめよう。

それを皮切りに、2匹目、3匹目、4匹目、5匹目、6匹目と目を覚ましました。
7匹目の子ヤギは1匹目に起こされ、6匹で外に出ました。

外に出ちゃいけないんじゃないの?

7匹目の子ヤギはそう問いかけますが、6匹は無視して歩いていきます。
少しして、ひとつのお墓にたどり着きました。

これは?

7匹目の子ヤギが聞くと、6匹目の子ヤギが言いました。

これは…ぼくの弟のお墓だよ。7匹目の。お墓。

意味が分からず考え込む7匹目の子ヤギ。
自分が7匹目ではなかったのか?
本当は8匹いたのか?それとも、これは自分の墓なのか?

1匹目の子ヤギが、口をひらきました。

ついてきて。

7匹はまた歩き始めました。
歩いて、歩いて、歩いて…
子ヤギたちは、小さな洞窟を見つけました。
ためらわず、奥へと入っていきます。

狭くて暗い、洞窟の道。
その奥の、少し開けた場所に…

ガタガタの線で書かれた魔法陣がありました。
魔法陣はぼんやりと赤い光を放ち、
まるで子ヤギたちを迎えるかのようでした。

なぜこんなところに魔法陣があるのだろうか?

7匹目の子ヤギが、その魔法陣について尋ねようとしたその時。
1匹目の子ヤギが、声をあげました。

ねえ、その魔法陣…何だと思う?

他の皆は下を向いたままです。

黙ってられないから…言うね。
この魔法陣は、お母さんが作ったんだ。
なぜこんなものを作ったかって?
それは…

7匹目の子ヤギの眼を見て、1匹目の子ヤギが続けます。

君をヤギの姿に変えるためなんだよ。
君は、本当はヤギじゃなくて、人間なんだ。
僕たちを飼っていた…飼い主なんだよ。

僕たちは7匹の兄弟だった。
でも、ある日7匹目が病気になって、死んでしまったんだ…。
お母さん、ものすごいショックを受けて…
どうにかして、元の生活を送りたいと考えてさ。

思いは日に日に強くなり、
それは飼い主であるあなたへの逆恨みになっていった。
そしてそんな憎悪の念から、悪魔との契約を思いついてしまったんだ。

悪魔に促されてお母さんは魔法陣を書き、
あなたは記憶を失い、ヤギにされてしまった。
…お母さんはとても喜んだよ。死んだ兄弟が生き返ったわけでもないのにね。

けど、それで終わりじゃなかった。
悪魔は…僕たち全員を食べようとしたんだ。
僕たちを執拗に狙っていたオオカミ、あいつこそが悪魔さ。

きっとお母さんは、わかってたと思うんだ。狙われるってこと。
でも、僕たち全員が食べられるリスクを背負ってでも
7匹のころに戻りたいと願うようになってしまったんだ…。

だからお母さんは、ぼくたちを守る一心で家から出さなかったんだ。
もうわかってると思うけど、あの家は、あなたの家なんだよ。

今までだまっててごめん。怖かったんだ。
悪魔もそうだけど、なによりおかしくなったお母さんが…。

でもそれもおしまい。
悪魔も死んだ今、この魔法陣を消せば、あなたは人間の姿に戻れるはずさ。
そうすればあなたとぼく達は、また飼い主と家畜の関係になれる。
それはお互いのためさ。さあ、…消してくれ。

苦悩する7匹目の子ヤギ。

でも…みんなと暮らした時間を……

それを6匹目の子ヤギが叱責します。

いいんだ!ぼくの弟は死んだ!誰のせいでもない!
あなたは人間だ!私たちといた時間は楽しかったかもしれない!けど!
人間には人間の幸せがある!あなたを失って悲しんでる人もいるんだ!
だから、早く…

その先を言い終わる前に、洞窟にお母さんヤギがあらわれました。
恐怖で硬直する子ヤギ達。
お母さんヤギはの1匹目の子ヤギの肩をつかみ、やさしく話しかけました。

すべて…話してしまったのかい?

1匹目の子ヤギは、しずかにうなずきました。
その瞬間、お母さんヤギは持っていたハサミで
彼のおなかを引き裂いてしまいました。

あれほどしゃべるなと言っておいたのに…
7匹揃わなきゃ意味がねえんだよ!!!

吐き捨てるように言うと、
私は何もしてないと必死に訴える2匹目の子ヤギの首をもぎり、
1匹目のお腹に詰めました。
笑い転げるお母さんヤギ。

その隙をぬって、残りの子ヤギが外に逃げ出しました。
しかし、お母さんヤギはゆっくりと起き上がると、

出口ならつぶしておいたぞ!!!
あとでゆっくり話をしようじゃあないか!!!!

そう叫ぶなり、魔法陣の横で立ち尽くす
7匹目の子ヤギに目を向け、こうつぶやきました。

せっかく、7匹に戻れたのにねえ…

物悲しそうなその手には、力強くハサミが握られていました。

おしまい。


2年くらい前、身内でやろうとしたTRPG(つかサウンドノベル)のシナリオを

加筆修正して一本のショートストーリーにしてみました。

いつも思いますが、笑いと恐怖は紙一重…ですね。

プレイヤーは子ヤギです。プレイヤーの数だけ人間に戻るという。

実際は分岐があって、出ちゃいけないのに出ちゃうエンドとか、

最後ハッピーエンドとか、いろいろ。ちょこっとテキスト残ってます。

…それにしても、ものすごい放置ぶりで申し訳ないです…。人生はままならない。

今はいわゆる、「一生どうでしょうします」みたいなカンジでして、

ずっと創作活動するために少し充電してるような。状況です。

日々もんのすげー働いております。創作脳はフロシキに全部振ってます。

twitterはほとんど帰りの電車で見てるだけ。

同人活動はもうこうなる状況がある程度見えていたので今年度は凍結。

土日は簡単なプログラムに手を出したり、仕事したり、なんだり。

ゲームは全然やれてません。積みっぱなし。普段はツムツムと…デレステを少し。

正月やりこみたい!つか正月までできねー!デッドラ4出ちゃったよ!

もう、サイトやれないならTYPでtwitterアカウント作って

ネタはそっちに吐き出す方がいいかなーとか。ねえ。あはは。

死神飯店と商業でやってる「まる生」は、我ながらよく続いてると思います。

ちゃんとネタ書いてますよ。書いてますとも!

今日は少し時間が出来たのでガッツリとサイトにフィードバックしました。

さあ、またがんばろう。

アウトロちゃん

160814outlaw0001.png

MOTHER2のポーラを結構描いてましたが、

あいつにはもっと可能性(悪事の)があると思ったので

きちんとオリジナルキャラに昇華させてみました。

全然自サイトで創作できてない(サイトウニガミとしてはいろいろやってますが)ので

まあ気晴らしに、みたいなね…。

ハッチー描くより建設的だし!

それにしても、最近は資格試験の勉強なんかもやってまして、

休みが休みじゃないみたいです。いそがしー。めんどくせー。

早めにUNDERTALEクリアできてよかったなあ…。


あ、何度か書いてますがsteamのUNDERTALEていうゲーム、いいですよ。

めちゃくちゃいい。並みのRPGじゃ太刀打ちできないほど、いい。

3種類のエンディングと、

3種類目のエンディング後に2種類目のエンディングを見る…とこまでやってます。

MOTHER1、3あたりが好きな方にオススメです。

MOTHERは2だけ好きという方にはオススメしません。

あと、反射神経か根気が必要。

アーケード向けシューティングゲームを、

クレジット無限設定でもいいからクリアできる…くらいあれば大丈夫です。

LBGTのはなし

最近書けてないとか反省とかやめた。つらいだけだ。書けるときに書いていこっと。

えっとー、日々のネタづくりで悩ましいコトがありましてね。

LGBT問題。問題っていうのも変か?まあいいか。

LGBTっていうのはロングゴリラばたばた倒れるの略ですので

何か奇病の可能性が…もううるせえよ。ロングゴリラってなんだよ。

レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字です。

レズビアンは女性が好きな女性、ゲイは男性が好きな男性、

バイセクシャルは男性も女性も好きな人、

トランスジェンダーは自分の性別が身体と合ってない人。

大枠では「セクシャルマイノリティ」とか言われています。性的な少数派、ね。

でも本当はこれでくくれない人もいらっしゃるんですよね。

単純に女装が好き!ってのもセクシャルマイノリティのひとつだったりして。

であのー、

何が問題かっていうと、個人的には誰が誰を好きでも別にどうとも思わないというか、

それならそれでいいじゃんとか思うわけですね。

ただまあ言っても少数派なので、へー、くらいは思いますけど。

他の人とは違うアピールしたくてセクシャルマイノリティを気取るブスなんかは

ロングゴリラにばたばたと倒されればいいと思うんですけど、

まあ、どうでもいいわけです。

ワタシのなかでは、そんな事気にしない世の中が一番いい…と思ってるんでしょうね。

…けど、今度はそれを個性として見たときに、

どうしても作家からすると魅力的に映るわけじゃないですか。

マンガのネタを考えるとき、どうしても個性的なキャラって必要で、

やっぱりまあ、オネエキャラみたいなのはすごくいいし、

ナチュラルにそういう発想を持ってる人もすごくいいわけです。

WEB連載中の死神飯店には「ラム田肉麻呂」っていう妖しい肉屋がでてきますが、

超破天荒で、彼女(彼)が出てくるときのネタを書くのは本当に楽しい(笑)。

同じ作品に「リズ」というのがいて、そいつはかわいいもの好きでして、

ナチュラルに主人公であるキリの事が大好き。とても楽しいキャラです。

けど、果たしてそれでいいのだろうか?

…たびたび、悩むわけです。どういう落としどころにするかっていう。


でまあ、最近ひとつの結論に至ったわけなんですけど、

キャラクターとしてはもう、出していこうと。個性はいただこうと。

ただ、性的にナイーブな部分を指さして笑うようなネタはやめよう…と。

なんかねーこれはまた難しい話なんですけど、

一部のセクシャルマイノリティの方は、

セクシャルマイノリティでメシ食ってる部分があって。

でまたこれを言い出すと、普通に暮らしたいセクシャルマイノリティの方、

メシは食ってるけど性的な部分まで出さない方、性的な部分をむしろ出しちゃう方、

それを芸術だと思っている方、本能や自然体だと思っている方、

それでメシ食うのは現状仕方がないと思っている方、

そういう仕事は一切やめるべきという方、etcetc…。

最終的にセクシャルマイノリティ同士の壁みたいなのも出てきて

もう結論なんか出ねっす、みたいな。

まあこういう話題に限らず、なんでもそうですよね。

どんなものもカテゴライズできるわけじゃないっすからねー。

ただそういうものを抱えている方は

少なからずその部分への思いがあると思うので、

どういう方向にせよ、そこを変にいじるのはよくないかなー、みたいな。

ワタシ自身はセクシャルマイノリティではない…ので、

いくら言っても、どこか理解できない部分もあるだろうしね。なーんて。


そんなことを日々考えながら、今日もネタを作るのでした。

ちなみになんでこんなことを書いたかっていうと、

自前でやってるマンガはともかく、実話系マンガが苦しいんだよねー。

投稿を…ねえ。あとは察してください(笑)。