それは、よく晴れた雪の日でした。
いつものように外に出ると、村中に植えられていた桃の木が、
ひとつのこらず切られていました。

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どうしたらいいのやら判らず、ただただ村を歩き回っていると、
ウサギのゲンジに声をかけられました。
ガタガタと震える彼が持っていたのは、1通のダイレクトメールでした。

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『ジェインソ』…?
たしかに聞いたことのある名前でした。
でも、それが誰なのか、思い出せないのです。

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おびえるあまり、言動がおかしくなる住人たち。
木などまた植えれば良いとは言えない恐怖がそこにはありました。

ふと気配を感じ、振り向くと、掲示板に鳥がとまっていました。
鳥は、まるで読めと言っているかのように、こちらを見ています。

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見なければ良かった、そう思いました。
けれど、見なくても同じこと。
ジェインソは、この村にいるのです。
そして、村の木をすべて切り倒したのです。

気づけば、無我夢中で走っていました。
そして、バス停に近づいたとき、私は見てしまったのです。

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彼の、姿を。

-

13日の金曜日

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わざとじゃないんです…。
今回初めて作ったゆきだるまがコレなんです…。

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ぺりみに慰めてもらいました、うそです。

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そうそう、先日のカッパがですね、正しい衣装をゲットしたときの写真をゲットしましてですね。
ややこしいですね。
それだけのことなんですけれども。

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…フシギ村に不穏な空気が。

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「うーん、なんか古くさいランプを拾ったんだけど
なんなんだろうなーこれ…。
山寺宏一さんが出てくるのかな…。
あ、それは中身の中身か。
まーいいや、とにかくこすってみよう」

キュッキュッキュッ

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…ボンワワワーン!

「はいどうもー!どうもでーす!」

「うわっ、面倒くさそう」

「面倒くさくないよ!面倒くさくないから!」

「いやもう面倒くさいよ」

「そんなことないって!あ、自己紹介していい?するよ?
えーっとわたくしランプの精と申しまーす!
だれのせい?ランプのせい!なーんつっ………」

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「しまうなよ!!!!!」

「なんかオレ調子悪くなっちゃった」

「そんなことないでしょ!!? 出してよ!!!! お願いだから!!!!」

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「あーびっくりした…。初めてですよ、願い事ゼロでしまう人…」

「えっ、願い事いけるの?」

「…あんたねえ、この状況、
どう見ても願い事の話になるシチュエーションでしょうよ!」

「いやー見た感じ無理そうなんだもん」

「全然いけますから!じゃんじゃんいけますから!
どんな願いでも、このだれのせい?ランプの…」

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「言わせてよ!!!!!」

「だって調子に乗るんだもん」

「乗ってない!乗ってない!」

「調子に乗るわ調子悪いわ最悪じゃん」

「えーもうちょっと、そういうこと言わないでくださいよ!
とにかく出して!出してって!」

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「もうマジでビックリですよ…!なんなんですかあなたは…!」

「お前がなんなんだよ」

「いやだから私は、だれのせ…」

「…」

「…やめときましょうか、やめときましょうかね。」

「そうそう。調子悪くなっちゃうから。
で、本当に願いを言っていいの?」

「ええもう、どうぞどうぞ!言ってくださいよ!さあ!」

「本当にいいのね?」

「いいですよ!どうぞ!」

「じゃあ、そうだな…。
まずはベタなところで、お金持ちになりたい!

「なるほど、お金持ちですか…」

「そう!持ちきれないくらいのベルが欲しい!」

「そうしますと、今頃はイトウがオススメですね」

「…ん?」

「昼は釣れないんで、昼は外していただいて。
あ、でも地味な方法ですけど、夜この時期クリオネが結構釣れるんですよ。
だから基本クリオネ狙いで、たまにマグロとタイを狙うーっていうんでも。
あーつかそっちのが効率いいかも。そっちですね。逆にそっちですね。」

「…あの、ちょっと待って」

「あと今は虫が不作ですからねー。虫あみは道具欄のキャパ確保のために
家に置いてくる方がベストですね。それか、手紙につけて持っておくか。
あーつかそっちのが便利ですね。そっちですね。逆にそっちですね。」

「…ねえねえごめん、ちょっとだけいいかな」

「ほかは…ん?なんですか?」

「一発殴っていい?」

「えええええ!!!! な、なんで殴られるんですか!!!?」

「いや、地道な方法はわかってるっつの。
こないだその方法で2日で30万稼いだよ。マジで。
でもそうじゃないでしょ。」

「そうじゃ…ない?」

「こう、ねえ、一発でドカーンとちょうだいよ」

「一発?」

「…え?あれ? ごめん、願いを叶えてくれるんじゃないの?」

「はい?」

「あれ、叶えてくれない…の?」

「願いなんて叶えられえませんよ」

「おや今しれっと衝撃発言だね」

「願いを現実にする、アドバイスですよ」

「あ、え? …ああ、そういうこと?」

「そうです。やっぱり地道が一番ですから。
あとそういう願いを叶えたりするのは、
ゆうたろうさんに言った方がいいですよ」

「ああ、はい…」

「であのー、さっきの続きなんですけど、あとはやっぱり預金ですね。
すぐカブにはしったりせずに、手堅く預金。これですね。逆に。逆にね。」

「…はい、まあ、”逆に”の使い方が
気になりますけど、そうですね……」

「そのヘンを守っていただければ、もう間違いないですから」

「もうホント、おっしゃる通りで……」

「あとはなんか質問あります?」

「いえ、もう、そうですね、結構です………」

「はーいわかりました!ではまた機会があったらお会いしましょう!
それではーっ!」

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ボンワワワーン

「じっ、自分から戻るなーッッ!!!!!」

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がっつり風邪ひいてたサイトウです。
いまだに薬を飲んでいます。
加湿器、買いました。

さて、フシギ村はいま化石収集ブームのようで、
博物館の化石もそろっていないのに、引き受けちゃあ期限切れという日々を送っています。

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住人の化石配置はアバンギャルドでイイですね。
イイのか?

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おっと。これは魚のことでした。



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ではまた。