背景熟考プラン

今日は少し早めの更新。

創作でも仕事でもなんでもそうなんですけど、

時間をかけたらいいものができるとは限らないよねという話。です。

これはクインデキムのカードの背景です。決定稿。

で、

これはその元の画像。この段階ですでに色合いだの風合いだの

いろいろいじくっているんですが、

どうも上半分の、キャラが配置されそうなあたりにある

ほくろっぽいのが気に入らなくなってきて。

そこで、

ブラシで削りました。

この時点でもう難易度MAXな間違い探し状態なんですけど、

こんどは枠の近くの色のまだら加減が気になってきて。

ずーっとこの画像を見てるもんだから、

深みにハマってどんどんいじりたくなってしまう。

んで、白いところを埋めていくうち…

どんどん暗くなってきて。

でも、これをいじってる時にはこれでいいと思ってしまうんですよね。

いじればいじるほど自然の風合いが減ってしまうのに。

もうわからなくなってる。

白さをつぶしたくなって、どんどん色を置いてしまっている。

そんで最終的には背景にもひと笑い必要なんじゃないかっていう気になってきて、

もう顔描いちゃってみようか、みたいな。

よだれも出しちゃおうか、みたいな。

んで満足して、一応確認しようってんでコンビニで印刷してみると…、

カードがすごく暗い。そして顔が気持ち悪い。

…ここで、やりすぎたとわかり。

そもそも顔は描いちゃいけないとわかり。

結局戻って、必要最小限の修正を施して、最初の決定稿ができました。

やっぱりあのー、ゲームシステムとかそういうものは熟考が必要だけど、

絵とかテキストとか芸術性のあるものに関しては、

勢いや、ノリも同じくらい非常に大切だということですね。

精進しなければ!