わらび餅の謎を追え

スーパーで買い物するたびに、もう数年単位で気になってたことがありました。

おやつを買うときに…プリンとかの売り場に行くと、見かけるやつ。

これです。

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わらび餅。

これ…さ、無色透明じゃないですか。

なんていうのかな、大丈夫?っていう。

ちゃんとした…ちゃんとしたっていう言い方はよくないですけども(笑)、

いわゆる銘菓としてのわらび餅はもっと濁ってますよね。

でもこれは無色透明。

…え、水?これ、水?

ごめん、わらびって、何?

…まあ、少なくとも餅を自称してるわけですからもちもちなんでしょう。

けどやっぱ…例えばこれ、「宇宙食」て言われても違和感ないよね?

ビンかなんかに入ってたら誰も疑わないぜ?

…というカンジですごく気になってまして、

いつも遠目から「宇宙もち」「ギャラクシーおやつ」「生コスモ」などと

あだ名をつけてたんですけども、

それじゃあんまりだということでとうとう、買いまして。

ついに開封。

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開けてみて真っ先に気になったのが、写真真ん中あたりにある

網目の模様のついたわらび餅。見えますかね。

…これ、どういう過程でそういう模様がつくの?

だって網で焼いたりしてないじゃないですか。おかしいじゃないですか。

やっぱりNASAが開発したのか?

企業秘密どころか国家機密事項だったりして!マジうける!

…冗談?はさておき、さっそく食べてみることに。

でまたこれがさあ、くっついて全然取れないの!

多少引っ付くにしても…もうちょっと取れないもんですかね!

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ようやく。摘出成功。

まずはこれ単体で食べてみます…。

…ん?

おや?

味がしない?

あれ?

これは…これはホントに、水?

それとも透明度の高い何か別の物質?(←わらび餅って書いてあるだろうがよ。)

ホントに味らしい味がありません。

しばらく何個か食べたんですけど、

味がせず、口の中でモゴモゴなって、胃が満たされる。そういうもの。

これは…これは逆に食べたことがない……。

いやほら、大人にもなれば大体のものは口にするじゃないですか。

口にした事が無くても、何かに例えられたりとか。

これ、なんだろう…。これ、これは…、

水が半生状態になったもの、ということでいいんだろうか…。

…でまあ、結局ね、らちが明かないので、

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添付のきなこと黒みつをつけました。

無味無臭無色のわらび餅が黒く染まっていきます。

まるでダークサイドに堕ちたようです。

なお味の感想はというと「きな粉と黒蜜の味」としか言いようがありませんでした。

これはおかしい。これらをつけることによって何らかの変化があってもいいじゃないか!

…うーん。どういうことだ……?

わらび餅…。味も無く意味が無いような…。いやでも、きな粉と黒蜜は普通に…。

ん?きな粉と黒蜜を……、

…あ、ああ、そうか!わかった!わかったぞ!

このわらび餅は、きな粉と黒蜜を味わうためだけにあるんだ!

そうか…そうだよ!だから無味無臭無色なんだよ!

要するに…言ってみればこの餅自体、

箸やつまようじと役割的には変わらないってことさ!

あっはっはーそうかーなるほど!なるほどね!

わらび餅っていう商品名に先入観を持ちすぎてたよ!

これから人に薦めるときは、きな粉と黒蜜を楽しむものだって言う事にしよう!

いやー解決解決!よかったよかった!

…ところで、結局わらびはどの部分だったんだろうね。

まあいいか。なんでもいいや。

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↑やりたかっただけ。