ちょっとだるくてですね、今日は死神飯店のネタだしをした後は
ぐったりしておりました。
ただあの、ぐったりした理由がもうひとつありまして。
PS「プラネットライカ」をクリアしました…。
クーロンズゲートのスタッフが出した、やはり奇妙極まりないアドベンチャー。
…とにかくすべてが説明しにくいのですが、
非常に端的に言うならば、人は誰でも心の中に悪を持っていて、
この世界ではその悪が人格をもってあらわれる、というカンジ。
中でも主人公はたっぷりといろんな性格を持ってしまっています。
であのー、その性格を切り替えながら物語は進んでいくのですが、
うーん…設定はめちゃくちゃ練りこまれてるんだけど
いかんせん尺が足りてなくて、船長は…とか黒のあいつは…とか
もんのっすげえ説明不足で、雰囲気いいだけにちょっと惜しい!って思いました。
特に気になるのが、キャラの名前。
あらゆるキャラクターに別性格があり、その別性格が出てくると
同じキャラでもまったく名前が変わってしまうので、
あれ?こいつ誰だっけ?誰を差してるんだ?っていうこともあったりして。
…とにかくストーリーが難解で複雑というのもあいまって、
なんだろう、高尚な謎解きというよりかは、
ただ揺さぶられてるだけっていう気になってしまって…。ホント惜しい。
いや、それでもスキですけどね。善とは何か、悪とは何か、みたいな話で。
まあそもそも、CD-ROM1枚で出そうっていうのが無理あるんだよ。きっと。
クーロンズゲートなんて3枚組だもの…
って思ってたら、思い込みで4枚組でしたよ!イメージ超えてた!
やっぱりそれくらいないと、表現できないんだと思うわ。
…もちろんこのソフトが世に出たこと自体、すごすぎることだけどね。
今の世の中じゃこんなソフト絶対でないな!
iOSでも出ないよ。こんな奇抜なソフトは。
話だけじゃなく、キャラも…イーストとウェストなんか特に意味不明でいいですね(笑)。
ただ回転してるだけの二人組なんですけども。ずっと回転してるの。
他にもねー、個性もさることながら独特の言い回しが多くて、とにかくアクが強い!
でもすごくいいです。やっぱPS時代のエニックスは攻めてるなーと思いますね。
…ちなみに、クリアまで8時間弱でした。
クーロンズゲートとは違い、攻略は見ずに正攻法で挑みましたが、
それほど迷うことなくきれいに話を追うことができましたね。
まあ、きれいに追えた所で理解できてないんですけども(笑)。
でもあの空気感よ!空気感!誰も作れないあの空気!
もうゲーム性とか気にせず、その空気をぜひ味わって欲しいですね。
開始数分でついていけなくてギブアップする方もいらっしゃるでしょうが、
その場合は開始数分でギブアップされちゃうような奇抜なセンスのゲームが
この頃世に出ていたという事実を噛み締めた後、煮るなり焼くなりして下さいまし。
という事で最後に…繰り返しますが、今の時代では絶対に世に出ないゲームですので、
そういうのが気になる方はゼヒ。みんなで火星に移住しましょう。