笑うにいたるまで

ヘタリアの本をまた出すことになりまして、ボツ含めて50本くらい4コマを作りまして、

さらに別のサイトウニガミとして受けたやつもありまして、

それもいろいろネタ作って出したりしてまして、

あとLINEスタンプのネタとかちょっと作ってみたりとかしまして、

最近はほとんど世の中に出る前のモノをせっせと作ってるカンジなんですが、

ホントに笑いって難しいと思います。

特にそのー、ヘタリアは国の擬人化ですので

すごいその…関係性がデリケートじゃないですか。

ましてやこっちは笑いしかいらないので、

時事ネタを使いたくても、笑えないものが多くてあんま使えないんですよ。

極端な例で言うとウクライナとか…。

キャラクターとしてのウクライナはいてもいいですけど、

ウクライナの何かに触れることはできない、みたいな。

それはもうタブーがどうこう以前に、

これを題材にして、読む人が笑う姿を想像できないじゃないですか。

ギャグとして成立しないっていう。

だからねー、難しいなって…。

あとあの、たまに出させていただく実話系4コマもすーごい気を使います。

あんまり詳しくは書けませんが、

サイトウニガミ、ひいてはロッキンチェアーというブランドも大事にしたいので、

実話系であってもキャラクター化したり、表現を見直したりして

そのままどっかの家庭のドタバタ4コマとして使えるくらいまで落とし込んで出してます。

さすがにサザエさんと比較されたら、かなり狂ってるとは思いますけども…。

けどまあ、ワタシとしては笑ってもらうことが最も大事であって

世の中に一石を投じるためにマンガのネタを書いてるわけではないので。

人が不幸な目にあうのが大スキな方には物足りないかもしれないですけど、

その感性で出せるのがサイトウニガミの売りかなーと

思ってやってるのでホント毎回大変ざんすね…。

とにかく誰かに刺し殺されないぐらいでがんばっていきたいと思います。

ちょい刺されるくらいはもう別にいいです。