上司がいない間に上司のパソコンの上にしいたけを置いて、
ビビってるところにスッと出てきて「それコンピュータウィルスですよ」という遊びを
実践してるうちにファミコン30周年ですって。
7月15日で30周年だそうです。
…いまだに面白いからすごいよな……。
ファミコンはたくさん思い出ありまして、任天堂のソフトは言わずもがななんですが、
自分の中ではとくにコナミの存在感が大きいですね。
たびたび書いてますが、80年代から90年代のコナミは
出たソフトのほとんどが丁寧で、技術力がすさまじくて、
よそにない独特のセンスがあって、ホントにすごいメーカーでした。
あと飛び抜けてBGMが良くてね…。
センスもさることながら、カセットに音源積んじゃったりしてね。
移植の難しさから発想転換して新たな名作を生みだした「グラディウスII」、
ゲームはちょっとアレだけど音楽が素晴らしすぎる「魍魎戦記MADARA」、
ファミマガの読者コーナーから生まれた名作「ラグランジュポイント」などなど…。
それもこれもサウンドチームの矩形波倶楽部さまさまです。
古川さんとか、東野さんとか、泉さんとか、なぞなぞ鈴木さんとか。
むちむちプリンさとこさんとか。(←なぜ宮脇さんだけ当時のフルネームで?)
今は解散してしまい、ほとんどの方がフリーに転向されているようですが、
その後もコナミの音ゲーにかなり曲提供されてたりしますよね。
そうそう、元コナミの方で構成されたトレジャーが作った
「シルエットミラージュ」というゲームのエンディングテーマが
なぞなぞ鈴木さん提供だというのを見た時には
なんとも幸せな気分に…って、プレステの話になってる?
…なのでちょっと戻すと、
「ゴエモン」「ツインビー」「グラディウス」「ドラキュラ」といった人気作品から、
赤ちゃんが主人公の「バイオミラクルぼくってウパ」とか、
ダイエットがテーマという異色アクション「夢ペンギン物語」とか、
BGMが笑点と新喜劇というアクションパズル「モアイくん」とか、
その発想はどこから出てくるんだよ!ていう一点突破なゲームも繰り出すという
とにかくものすごいコンテンツメーカーでした。
なんたって、自社キャラで構成された「コナミワイワイワールド」や、
「パロディウスだ!」や「ぼくドラキュラくん」といったセルフパロディで
ソフトが成立しちゃうくらいだもんね。すごい。
原作とは違うおもしろさがあるから、パロディが寒くないし。
…つかそもそも、
人気シリーズになったゲームも、全部頭おかしい。
義賊がキセル振りまわして役人をやっつけたり、
ベルを撃ってパワーアップしたり、
独特の機体と独特のパワーアップシステムを生みだしたり、
ドラキュラに立ち向かう武器がなぜかムチだったり…。
「コントラ」なんか当時よくある戦争シューティング…と見せかけて
弾は狂ったように出るわ敵はエイリアンだわで…なあ。
すげーよやっぱ。今のゲームとは発想の飛び方が違うもんね。
いや、この頃にアイデアを出し過ぎたと言うべきなのか…。
とにかくその設定、アイデアは今でも新鮮かつ斬新で、驚かされます。
…あとそう、その頃ファミコン全盛の裏で特に通向けなゲームを作ってたのが、
いまやコナミのトップクリエイターである小島監督。ですね。
MSX(メタルギア等)からPCエンジン(スナッチャー)に行って3DO(ポリスノーツ)ですよ。
なんちゅう経歴だ!
そんで「メタルギアソリッド」ですよね。小島さんの名前はこの時知って、
あとづけでスナッチャーを作ったのも小島さんだという事を知りました。
あれもコントローラを差し替えたりいろんなお遊びが…って、プレステの話になってる?
ファミコンの話ですよね…。いかんいかん…。
まあとにかく、当時のコナミはホントに大スキでした。
風邪引いたときとか、マンガじゃなくてファミマガ買ってもらって、
ほしいゲームに思いを馳せて…。
そういや小学校の頃、なけなしのおこづかいを貯めて、
初めて、発売日に、自分で買ったソフトはファミコンの「パロディウスだ!」でした。
買った店まで覚えてますよ。ここでは書けないけど。
そんで家帰ってきてプレイしてさ、
ボウリング場に置いてあったのとちょっと違う!と感じてはいたんですが、
2面の中ボス「ちちびんたリカ(ホントにそういう名前)」がマイルドな表現になってて、
これなら遊んでも恥ずかしくない!とか思ってたなあ。
…そしてこのコナミ好きはずっと続くことになります。
でもPS2の初期頃までかな…。
現行機のパッケージソフトでコナミのものは
「オトメディウス」と「ZOE・HDコレクション」だけです。
もうあの頃のコナミは戻ってこないかもしれませんが、
またいつか、良質で攻めの姿勢が見えるゲームが出ることを祈っております。
かつてのファンより。
そして、コナミだけでなくあらゆるゲームを提供してくれたファミコンさん、
ホントにありがとう。これからも酷使しますので、どうぞよろしく。