姐さん

このゲームすげえ!!

何がすげえって主人公がレディース!!

戦う相手もレディース!!

出てくるの女性ばっか!!

ある意味 ギャルゲー!!

まあギャルゲーやっててゲームキャラにメンチ切られることはないわな。

そんな愉快痛快なゲームです。

ゲーム自体はオーソドックスな「ファイナルファイト」系の横スクロール殴りゲー。

主人公の愛はいじめられっこで、いつも姉の優子に助けられていました。

そんなお姉さんは一匹狼で、
 
「須賀飛露Z会(うわ。)」からの誘いを断りつつけていました。

そう、お姉さんはレディースだったのです。(「奥様は魔女」っぽく。)

そんなお姉さんがある日こつ然といなくなってしまいます。

そこで、いなくなった姉を探すため、愛は二人の親友とレディースを結成。

全国をシメつつ、姉を見つけ出すわけです。

コレがストーリー。

すごいですね。

よくわかんないけどね。

…しかし、ただのバカゲーと(バカゲーなんじゃん)侮ることなかれ。

きっちりゲームのツボは抑えてあって、かなり遊べる代物です。

まあ敵キャラつかんで髪引っ張りをすると敵が死ぬまで引っ張りまわせるなど、

(上の文でわかりづらい人はエドモンド本田の「さばおり」がずーっと続くと思って。)

ちょっとした不備はありますがそれを補って余りある面白さです。

ちなみに、このゲームは地区をひとつ落とす(ステージをクリアする)たびに勢力が拡大し、

そのときに戦ったボスキャラが仲間になってくれます。

最初3人だったグループが後半なんかすごいことになります。

そこらへんもこのゲームの楽しみのひとつです。

さて、極めつけはボーナスステージ。

2種類あり、ひとつは「チキンレース」。あのバイクで走って壁の直前で止まるやつ。

それはいいんだけど…。

もうひとつが…。
 
「怖い顔グランプリ」ってあんた…。

ルールは簡単。

自軍から一人選んで、十字キーをガチャガチャするだけ。

コンピューターより速く危険度MAXな顔になったら勝ち。

そのときの顔がさあ…。

ココは魔界かよと思わせるほどの超強力フェイス。

これはマジで一見の価値あり。

…そんなゲームのサウンドを担当してるのが、

あの「超兄貴」で有名な葉山宏治さん。

ほら、完璧でしょ?

…いや、いろんな意味で。

でも本当にPCエンジンの隠れた名作ですので、たまにはこんなゲームも、どうでしょう?