スーパービックリマン

ビックリしたああ!!!!

あービックリしたよ。

だってスゴいんですのよこのゲーム。

つーかね、

前の「ドナルドランド」の時に「キャラゲーってあんま良い印象無い」って話を

させていただいたんですが、

こいつで決定打です。

どのくらい決定打かというと、野球なら5点入ります。(←ずいぶん入ったね。)

そんなスバラシイステキゲーム、これは抑えておかないと。

ということでスーパービックリマンのご紹介。

まず。

皆さん「ビックリマン」くらい知ってますよね。

ロッテのお菓子です。

おまけでシールが入ってるやつ。

私の小さい頃はまさにビックリマンブームで、

みんなこぞってビックリマンシールを集めておりました。

ちなみにこのビックリマン、ワタシの小さい頃大ヒットして、

一時期チョコをそこらに捨ててシールだけ取るというガキが続出して

社会現象にまでなったようです。

学校の朝礼で「えーみなさん道端にチョコを捨てないように」と言われた

まるで冗談のような記憶があるんで、間違いないでしょう。

当時、ワタシは集めてなくてむしろ友人からチョコをもらう側だったので

「あっそう」くらいに思っていたのですが、

当時の友人だった山辺君

「どうしよう怒られちゃうよ学校やめさせられちゃうよ」とかいって相談してきて。

彼、 半泣きでしたね

いまごろどうしてるかなあ山辺君。(←山辺はもういいです。)

そんな事はさておき、

ビックリマン一大ブームが過ぎてしばらくしてから、

…現れました。

「スーパービックリマン」。

デフォルメ調のキャラから一新して、なにやら8頭身のカッコイイキャラに。

しかし2匹目のドジョウはうまい具合に釣れないわけで、

それほどのヒットにはなりませんでしたとさ。

はい。

…て、見られがちなんですが。

しかし。

よーく考えるとスーパービックリマンの時もビックリマンの時と同じように

メディアミックスされてんですよね。

どちらもマンガになったし、アニメにもなったし、しかも時間帯がすげえ似てたし、

キャラグッズも出てたし、ゲーム化もされています。

コロコロの連載マンガ、好きだったしね。(←それ私見じゃん。)

…てことは、やっぱり結構売れてたんですよ。

ビックリマン程ではなくとも、普通か、それ以上に。

むしろビックリマンの売れ方が異常だったと言うべきか。

ね。

でもそしたらさー…、

もう少しマシなゲームを作るだろ。

なあ。なあ。なあ。

…といういつも通りの長い前フリ(長い前フリはTYPの基本です)で、

中身に入っていきたいとおもいます。

さて、

この「スーパービックリマン」、なんと格闘ゲームです。

マンガ通りのカッコイイキャラが戦う!

はずだったんですけども…。

ゲーム始めて飛び込んでくるそのグラフィックがなんていうのかな、洗練されすぎ。

まさに職人のやっつけ仕事…じゃなかった、ちがう、ちがう、キレのある技。

やっぱもうほら、全然違いがわかるもん。

品質っていうのかな。

もう見た瞬間に「あっ、これ他のゲームと違うな」っていうのが。

いや違うっていうのがどっちの方向かは言えませんけど。

もちろん背景も描き込まれていますよ。

感想としては「ああ、これでお金儲けていいんだ」っていう。

え?

ダメなの?

ダメなのかあー。

…いや、ごめん、本当のウリはそのゲーム自体に秘密が隠されてんのよ。

よく言うでしょ、「ゲームはグラフィックじゃない」って。

だから変な話グラフィックがアスキーアート(字や記号で構成された絵)でも

全然いいんですよ。(←いいかなあ。)

中身が大事。ね。

まず格ゲーですから操作性が大事。
 
…なんだこの技の出の遅さは!!

必殺技ならまだしも通常技すらああもうちっくしょう

動け動けコラ変な軌道でジャンプするんじゃねえなんなんだよあーもう

やめたやめた………………………ハッ!!

あ…、その、いやあ類まれなる爽快感に感服いたしました。

おもしれえですよこのゲーム(カセットを細かく粉砕しながら)。

つーか敵のアルゴリズム(動作)がスゴイです。

離れるとバカの一つ覚えのように飛び道具をバシューバシュー。

近づくと間合いに入る前から連打技をズタタタタ。

わかりやすい。

もうわかりやす過ぎる。

そこで試しにしゃがみキックを連打してみると、

敵がまるで縄跳びのように主人公の上を交互にジャンプジャンプ。

んで勝手に引っかかる始末。

うわあ。

最高。

だって今までにこんな動作をする敵キャラがいますか!!?

それも全キャラ!!!!(←当然最後のボスもです。)

つーかですね、

全キャラ通してしゃがみキックとジャンプキックだけで楽勝とはどういうことですか。

難易度最大まであげても楽勝とはどういうことですか。

ああ恐ろしい。

恐ろしいよこのゲーム。

もちろん勝ちセリフとか無いから淡々と進むしね。

…あ、じゃなかった、無駄を一切排したゲームシステムですね。

すごいなあ画期的だなあ。

と、

いうことで。

超面白いですこのゲーム。2度とやらねえ。

やっぱりキャラゲーに面白いゲームなんて無いんですね。

これからはがっかりしないようキャラゲーは買わないでおこうっと。

そういう方針で。