ネットで、自分が拒絶するジャンルのことを
「地雷」って呼ぶじゃないですか。
オレ、地雷はないと思ってたんですよ。
争いのない平和な世界だと思ってたんですよ。
どんな表現も、それは文化だから!ってんで
仲良く手を取り暮らしていける世界が
脳内にあると、信じてきたんですよ。
でも、あったんですよ地雷。
長いこといろんな作品に触れてきましたが、
今まで全然気がつかなかった。
まさかなんでもござれの広い大地に、埋まっていたとは。
…それは、
明治以降存命だった人の容姿を作り替えるような、二次創作。
これが、たぶん唯一の、地雷。
最初に思ったのは鬼武者じゃないかなあ。
侍の松田優作。
でもなんか、違和感はあったけど、まあ、みたいな。
あれはちょっと違うか。
これほんとすごいややこしくて、
最近ようやく自分の中で整理できたんですよ。
まず、幕末以前は何来ても大丈夫。
独眼竜政宗が単眼女子になるとかぶつけられても全然大丈夫。
坂本龍馬とか新選組とか、どうなっても大丈夫。むしろおいしい。
でも、明治から、
すごいオレの中でフィクションに対する…なんだろう、
とにかく扱いが難しいのよ。
うーん、たとえば、福沢諭吉。
福沢諭吉が慶応キャンパスで全裸で踊ってるような
ギャグマンガがあったとするじゃないですか。
それは、大丈夫。
その、フォルム?見た目?が崩れてなければよくて。
だから風刺ギャグなんかも全然平気。
あと超巨大福沢ロボとかも大丈夫。
鼻のイボのとこにたぶん乗るんだと思うんですけど。
そういうのも大丈夫。
ダメなのは、福沢諭吉の女体化。
あと過剰なイケメン化。
すっごいダメ。すっごい苦手。
福沢諭吉のあの顔で女装は大丈夫なのに。
なんなんでしょうね。
アレかなあ、ギャグだったらいいのかなあ。
やばい整理ついてないじゃん(笑)。
ギャグだとそういう変化も受け入れられるのかも。
これがまんまギャルゲーでぶっ込まれたりするときっつい…のかな。
…いまいちまとまりませんが、まあこっちが見なきゃいいだけの話だし
否定もしないので別に何がってんじゃないですけども
ちょっと、受け付けない要素があるっていう自分に
ビックリしたっていう。そんな話でした。
皆さんも地雷には気をつけて。
表現するのは自由なので、認めつつ、自衛する方向で。