匠の一品

えー、おとといのネタの通り、

どうぶつの森に自分の欲しいテレビがあって驚愕しました。

足もロゴ位置もおんなじ!なあ…。

ということで買ったのは東芝REGZA・37ZP3(リンク先は公式サイト)。

でもこれを買うまで、かなり長い道のりでした…。


思えばさかのぼる事…どれくらいだろう?

ブラウン管を処分して、HDDレコーダー(RD-X8)を買い、

そこから安くてゲームもできる環境を目指して…。

謎メーカーのコンポジット出力つきモニタを経て、

アップスキャンコンバータ(XRGB-3)を経て、

懲りずにまたコンポジ+コンポーネントがついたPCモニタ(BENQM2700HD)を買い、

ようやく機能的には満たせたものの、画質はやはり妥協のカタマリというカンジで

コストとの対比で納得していた…という状況で。

やはり、テレビが必要か…!

…で、その頃から、またちまちまとお金をためて。

途中何度もためたお金が出て行ったりしましたが、ようやく!

…ようやく、目指すテレビを買う事が出来ました……。

長かったなあ…。

長かった…。本当に長かった。

模索した期間も長かったし、貯金の期間も2年くらいかな。

じわじわ貯めて。

臓器も全部売りました。

今あのー、ディズニーランドにある「カリブの海賊」の冒頭に出てくる、

ワイン飲んだ先から全部出ちゃってるガイコツみたいな状況です。

ていうかガイコツです。

ていうか死にました。

ていうか生きてます。


つかあの、終着点がこのテレビだということは前々からわかってたんですよね…。

ゲーム、特にレトロゲームをやる人にとって、

REGZAはもうこれしか選択肢がないと言えるほど、ゲーム機能が充実してますからね。

あとは大きさなんですけど、

あまりにも大画面だと価格もさることながら遅延が大きくなり、

さらに目が追いつかない為、40インチ越えはちょっと手が出せない…。

そうなるともう、自然と絞れてくるわけです。

…で。

今回は3D対応で、ゲームモードが一番充実していて、

許容できる大きさの中で一番大きい37型のZP3を、買いました。

そう、最近はビデオ入力もどんどん減ってきてて、

Zシリーズ最新のZ7にはビデオ入力が1系統しかなかったのも大きな理由。

今後…減っていくという布石かと思って…。こわい…。

にしても、今までの普通のTFT液晶から、

IPS化、LED化、3D化、ゲーム機能、録画機能。一気に5つもランクアップして、8万円。

…安くなったよね…テレビ……。1インチ1万円てよく言ってた時代はどこへ…。


で、気になるレトロゲームの使用感なんですけど、

ウチのヨメさんがすべてを証明しました。

まずウチのヨメさんは「星のカービィ・夢の泉の物語」が大好きで、

その熟練度を例えるならそうですね、国宝級?

あのー、指に動作が染み込んでいるんですよ。

それもブラウン管の頃の一番環境がよかったころの動作が。

なので違和感はすべて見抜いてしまうという、そういう人。

例えば3DSの3Dクラシックスで配信されたバージョンがあるじゃないですか。

あれは実際には元のプログラムから起こした完全リメイクなんですけど、

どうもオリジナルとはフレーム単位で遅延、もしくはズレがある?ようで。

特に、ステージをクリアした後の、タイミング良くボタンを押して

ジャンプするミニゲームではそれが顕著にあらわれるらしく、

完全に職人の顔してゆっくりと首を横に振り、「違う…。」とつぶやくほど。

またこれまでも先のアプコン、液晶コンポジなど各種環境で

常に匠は違和感を感じ、結果これまで表情が和らぐ事はありませんでした。

全敗。です。

…その名匠に。ですね。試していただきまして。

いつものように隠し扉を見逃さないプレイ。いつになく匠の表情はおだやか。

そして…クリア後のミニゲーム。

なんと、すんなりクリアして、見事1upをゲット…!

これには匠自身も驚いた様子でした。

すっとコントローラを置き、腕を組んでゆっくりとうなずいたその顔には、

普段見せる事のない、確信に満ちた笑みがこぼれていました。

…ついに、匠が、納得できる液晶パネルに、出会ったのです。何この夫婦。


ということで動作は上々のようですので、

もしテレビ選びで悩んでらっしゃる方がいましたら、

まあひとつの参考になれば、と思います。

ちなみに…、バカバカしい話なんですけど、

ヨメさんが1upを取った瞬間、オレ涙がこぼれてきて…。

これ買ってよかった…!ていうのと、いろんな思いがめぐってきて、

本当にグッときてしまった。

…なんていうか、オレ、どうだろう。

そんなこんなで、使い倒していきたいと思います。大事に。大事に。