小料理アウターヘブン

昨日はもうどうにもやりようがないほど

つまらなすぎて学会に発表したいほどの飲み会だったんですけども、

行ったお店が…少し粋な小料理屋で、聞いたらクジラベーコンがあると。

クジラベーコンと言えば、

年配の人が「昔はな?クジラが安くて…」と絶対に始まる、

もうフラグのような食べ物ですよ。

そんでそこから当時初任給がいくらだったとか言うわけですよ。

つまり、容易にご機嫌が取れ、時間も消費できる、

年配との飲み会という戦闘におけるリーサルウェポンですよ。あんた。

…まあそのおかげで、無事終わったんです、が、

クジラの肉というと、どうしても思い起こす事があります。

PCエンジン他で展開された名作アドベンチャー、「スナッチャー」です。

スナッチャーに、クジラの肉が大きく関わってくるんですよ。

ゲーム中、主人公であるギリアンが、

首を斬られて殺されている仲間を見つけるわけです。

おそらく、敵であるスナッチャーに関する情報を掴んだために殺されたのだろうと。

んでその後、仲間の死体を司法解剖した結果が出ます。

どうやら、胃の中にクジラの肉が入っていたらしい。

ギリアンはこのクジラの肉に着目して、

舞台であるネオ・コウベで唯一クジラの肉を出す店「アウターヘブン」を突き止める…。

ゲームはそんなカタチで進行します。

なもんで、どうしてもクジラの肉っていうとこの話を思い出してしまうんです。

…そうなってくると、

もしかするとあの小料理屋の本当の名前はアウターヘブンなのかもしれません。

そうなると、あの場にいた中の…少なくとも1人は、スナッチャーであるはずです。

スナッチャーは殺した人間の外見をコピーし、その人間になりすまして行動するため、

見た目では誰がスナッチャーなのかわからないんですよ。

うーん、あの飲み会の中で、誰がスナッチャーだったんだろうか。

そういやあの時、一度もトイレに行かなかった常務が怪しいな。

焼酎けっこう飲んでたのにオレにマジメな話をし出したし。

怪しい!

…ということは、そ、そうか、

あの日、常務が執拗に、ワタシの上司に「二次会行こう」と迫ってたんですよ。

あれは…スナッチするためのワナだったんだ!

これで理由がはっきりしたわ。

結局終わった後、上司は常務の押しに負けて2人でどっか行ったんですが…、

恐らく、ワタシの上司は、もう、この世にはいません。

彼はもうスナッチャーなのだ。

そしてこのままだと…どんどん会社がスナッチャーに侵略されてしまう!

次やつらに会ったら、やられる前に頭をブラスターで撃ち抜かなければならない…。

しかし、中身は機械でも、外見は昔可愛がってもらった上司。

機械とわかっていながらも、罪悪感が付きまとう…。

…果たして、できるのか?

この、オレに……?(←ふざけてないで寝ろよ。意味わかんねーよお前の話。)

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