まとまったネタを最近よく考えるんですけども、
あらためて、宗教ってすげーなとか思ったりします。
ワタシ自身は無宗教というか、超日本人資質なので
クリスマスケーキ食べた1週間後に神社行くのもまるで平気なんですけども、
そう言う事では無くて…、
何か物語を作る時、わかりやすいアイコンとして宗教は超優秀!っていう。
たとえば、「神」って、すごくないですか。
「神」っていう、単語の持つ普遍的な強さっていうのかなあ。
神の子孫とか、敵対する神とか、
いずれにしても神っていうのは漠然とすごいものっていう
アイコンとしてすごく使いやすいんですよね。強大なもの。それが神。
あとあのー、「罪」ね。
ワタシが大スキなまったく救われない映画「セブン」はキリストの7つの大罪が
事件のカギを握ってまして、それがまた怪しさを引き出してるんですけども、
仏教にも同じようなのがあって、これもまた、カッコいい…というのも変ですが、
そういうのがあります。
ついでに3大宗教の残るひとつであるイスラム教はどうかというと、
キリスト教や仏教と違って思想めいたものではなく、
生活にそのままマッチしているような、具体的なモノだったりするようです。
例えば、人殺しはいけない、とか。
イスラムはいろいろ調べるとまた面白くて、
他の…いわゆる戒律なんかもやたら具体的なんですよね。
まるで、法律の本を読んでいるかのよう。
ちょっと物語のネタには使いにくいですが、また違った味わいがあります。
…で、
これらはもうずっと語り継がれているので、
歴史が説得力を生んじゃってるじゃないですか。
だから、例えば新たにオレがマンガ上で神を創作したとしても、
なんか…やっぱダメなんだよね。ギャグではいけるけど、ありがたみがない。
神という概念が根付きすぎちゃってて、覆せないんだよ。
どんなにがんばって新たな神を用意してもムリだね。
マイナーな神様って、どれもちょっと笑えちゃうじゃない。それと同じ。
そしてありがたみのある造形を考えたら、
絶対ひげもじゃで杖持ってるとか、あぐらかいて笑顔とか、白い何かを着てるとか、
そういうもの、そういうアイコンに絶対なってしまう。
そしてもし、もしデザインを変えるなら、逆に名前は踏襲しないとやっぱり、弱くなる。
絵は斬新でも、名前はアポロンとかオーディンとかそういうのにしないと…。
たとえチェーンソーで即死したとしても、そこはそうしないとっていう。
そして、さらに踏み込んで…神の上を行く存在を考えたとしても、
やっぱりね、どことなくばかばかしいものができあがっちゃいますね…。
創作の説得力のある神様が作れないんだから、なおさらか。
って考えていくと、
やっぱり宗教はすごいなーと、思うわけです。
さすが延々と何世紀にもわたって人々を魅了し続けているだけのことはあるわ。
神って偉大だなー。
神すげー。マジ神。
神とか神技で人を癒したりして神対応すぎる。
…なんかだいぶ安っぽくなってきたので、今日はこの辺で。