ハローチャーリー!!

すげえつまんねえー480円ですら暴利だーなんだよーこれーマジーキモー…

…あ、あえ!!?

あーじゃない、じゃない、うっわ見られてた…、違う、違うんですよ、あのー、

改めて書き直します。

……

卵。

それははかなくももろい白色の球体。

を、題材にしたアクションゲーム。

それが今回ご紹介する「ハローチャーリー!!」なのです。

主人公のチャーリーは類まれなる卵。

卵です。

その卵が生意気にも夜間警備員を勤める工場で事件はおきてしまいます。

ある日、静まり返った工場でコントロール室の説明書を

ちぎっては紙飛行機ちぎっては紙飛行機という愚行をおかしていると、

その紙飛行機がランプに当たり炎上。

早くも炎上。

しかしそこは卵。

手で消して事なきを得ます。

…けれどこれは序章に過ぎません。

頭上にあるランプを手で消した拍子に、

なぜか不安定な足場へ着地してしまいます。

そしてその不安定な足場にある大好物のドーナツ。

「どれにしよっかなー」言ってる場合か。

降りろ。卵。

しかし卵は降りずに足元のドーナツを拾い上げます。

「ガタン」

当然足場が崩れます。

キレイに着地する卵。ドーナツ。ポット。

ポット?

ポット in the コーヒー。

そしてプレイヤーの98パーセントの予測どおり、コントロール室の機械にコーヒーが。

機械、パニッシュ。

それを拍子に暴走を始める工場内部。

すぐさま取説を読むが、大事な部分は紙飛行機後炎上。

…このまま朝になったらみんなが来てバレてしまう!

これを止める方法はただ一つ、工場内にあるリセットスイッチを押すことのみ。

…こうして卵の冒険が始まる、というのがおおまかなあらすじ。

つまり、

卵が自分で起こした騒ぎを自分で食い止めるというのがこのゲームの目的です。

そんなもん勝手にやれよ。

ていうかね。

こいつは卵なんですよ。

てことは工場なんか歩いたらなんかの拍子に割れる危険性DIEじゃないですか。

それなのにこいつは工場のリセットスイッチを押しに行くんですよ。

アホか。

怒られるのがイヤってだけで死ぬ率200パー超のデンジャラスラボに挑むなお前。

…でも彼は果敢に挑むのでここは助けてあげましょう。

内容は普通の3Dアクションゲーム。

プレイヤーは卵を操作し、武器のレンチやボルトを駆使して

リセットスイッチまで向かいます。

本当に普通のアクション。

しかし。

無意味にヤツは卵です。

まず温度。

工場内は熱いため、次第に体温も上がってしまいます。

卵が熱くなるとどうなるか。

そう、ゆでたまごです。

リングに稲妻走り炎の戦士を照らさんばかりです。

つまり、死。

生卵がゆであがると死ぬんだーという新しい見解は置いといて、

定期的に工場内にあるファンに当ててあげないとゆでたまごになってしまいます。

グルマンくんを描き始めないうちに素早く冷却するのがよいでしょう。

そして卵はなんといっても球体。

なので転がりによる高速ダッシュが使えるのですが割れるだろ。

卵だろ。お前は。

…そうそう、そうなんですよ、

こいつどう考えても卵のクセに耐久力ありすぎなんですよ。

どのくらい耐久力があるかって言うと
 
ビームを数発受けても大丈夫っていう。

ビームはね、死ぬよ。

人間でも、死ぬよ。

それに耐えますからね。彼。

さらにドラム缶に当たったり鉄球に当たったりしても生き延びますからね。彼。

体力さえあれば。

そのくせ落下すると即死なんですよ。

わかんねー…。

ということで設定が頭悪過ぎる3Dアクション、

実際遊んでみるとこれがもうヒドイ出来で困ります。

操作性がどうにも。ガックガク。あとお世辞にもキレイとはいえないグラフィック。

さらに言うと主人公のチャーリーがイマヒトツ可愛くないという三重苦のゲーム。

困った。

どうしよう。

しかも先ほど書いたあらすじが流れるオープニングデモ、

「リセットスイッチ」が「リーセットスウイチ」と表記されている始末。

新しいギャグなのか。

誤植なのか。

洋ゲーだからなのか。

困った。

どうしよう。

ということで色々問題アリなこの作品、

卵の生き様を体験するのもたまにはいいのではないでしょうか。

ワタシは明日売りに行きます。