海軍カレーをつくる

ゴールデンウィーク、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今年は休みが歯抜けでいけませんなー。まー混んでる所に出かけてもアレですけど。

ちなみにウチはというと、海軍カレー作ったりしました。

海軍カレーとは…、

今から100年以上前の「海軍割烹術参考書」に記されたレシピによると、

初メ米ヲ洗イ置キ牛肉(鶏肉)玉葱、人参、馬鈴薯ヲ四角ニ恰モ賽ノ目ノ如ク細カク
切リ、別ニ「フライパン」ニ「ヘット」ヲ布キ、麥粉ヲ入レ狐色クライニ煎リ、「カ
レイ粉」ヲ入レ「スープ」ニテ薄トロヽノ如ク溶シ、之レニ前ニ切リ置キシ肉野菜ヲ
少シク煎リテ入レ(馬鈴薯ハ人参玉葱ノ殆ド煮エタルトキ入ル可シ)、弱火ニ掛ケ煮
込ミ置キ、先ノ米ヲ「スープ」ニテ炊キ之レヲ皿ニ盛リ、前ノ煮込ミシモノニ鹽ニテ
味ヲ付ケ、飯ニ掛ケテ供卓ス。此時漬物類即チ「チャツネ」ヲ付ケテ出スモノトス。

ですって。ロボットがしゃべってんの?

…そのあたりは、ネットで調べた再編レシピを使うことにしました。

あと海軍カレーの定義として、レシピに沿うのはもちろんですが、

牛乳とサラダを一緒に出すというのも外せないそうで。

元々栄養改善のためのメニューだったそうで、

足りない栄養をさらに補うために牛乳とサラダも出されたんだとか。

なので、そのあたりもきっちりやりました。

140430curry.jpg

こんなカンジ。

…そこで、今回実際に作ったレシピをログ形式でご紹介します。

ネットで拾い集めた情報をもとに、結構現実的なカンジで作ってます(笑)。


…まず米を2合、普通の水加減で、

あらかじめコンソメ8gを(固形1個半)入れて炊いておきます。

「先ノ米ヲ「スープ」ニテ炊キ」ってあるので…。

結果的にはよい香りの米が炊けました。ウチのコンソメは顆粒ですが、

固形の方は溶かすか砕いてから加えたほうがいいかも。

んで、カレー。

水1200ccにコンソメ21g(だいたい固形4個分)を溶かしてスープを作っておき、

フライパンで玉ねぎをキッチリ炒めて、

バターひとかけら入れて薄切りの牛肉を加えて炒めて、

フライパンがもうみっちりなので炒めたのをスープに入れて、

にんじんとジャガイモを炒めてそれもスープに入れて、

弱火でアクを取りながら煮込みます。15分から20分くらい。

その間にフライパン洗っておいて、乾かして、

また油ひいて小麦粉を37グラム、弱火で炒ります。

きつね色になったらS&Bのちっさいカレー粉の缶が同じく37グラム入りなので

それを加えて混ぜながら炒ります。

で、ここからが大変で…。

ネットのレシピをいくつか参照した結果によると、さっきの煮汁をここに加えて

カレーペーストを作るらしいのですが、具材が多くて煮汁が少ないのよアンタ。

なのでまあ、適当に煮汁を加えて、鍋にはここで水を100cc追加しておいて…。

フライパン上にはペーストどころか肉そぼろみたいなのが出来上がってるんですけど、

冷静に考えたら小麦粉はとろみ付けだけで味にはあんま関係ないじゃん…ということで

ざーっと鍋に入れてかき混ぜたところ、普通にカレー完成。

ダマになりにくい小麦粉を買ったからかなあ。まあ溶けたんだしいいや。

…と、喜んだのもつかの間。

試食したらすんげえ辛い!なんか変なところから汗が大量に出る!

あとなんかうまみが少ない!あっさりしすぎ!

つーことで、まず牛乳100ccを入れてまろやかにし、

さらにブルドッグソースを味を見ながら入れていきました。

結果して…おいしいカレーが出来上がりました(笑)。

いやあ、よかった。

ルーを使わないで作るカレーは大変でしたが、とてもよかったです。

なお、本家はチャツネという甘いペーストを入れるのですが、

そんなもん無いので余裕でシカトしました。

そのあたりもソースが何とかしてくれましたので…。ソースは隠し味として最強かも。

こだわりたい方は、チャツネをどうぞ。

あーあと、ヘットも使ってないすね。

スーパーでヘットもらえる雰囲気じゃなかったので…。

とかいろいろ書いていくと海軍カレーから離れていく気もしますが、

今実際にある海軍カレーの方が原形とどめてないので、大丈夫です。

何より、おいしかったのでOK!


レシピとしては以上です。

なお、また作りたい…とは思いますが、

できたカレーがマズかったらどうしようという心労が尋常じゃないので、

しばらくは市販のカレールウで作りたいと思います。

おつかれさまでした。