ブロロロロー

ということでですね、

実家に帰らせていただきます。(←家庭不和?)

…ヨメの実家にね。

まあ基本的にヨメはコンガの出身なのでとりあえず飛行機、とりあえずチャーター。

「パイロットは?」

「いません」

「いなきゃダメだろ」

「猿でいい?」

「猿はちょっとなあ」

「野生ですからね」

「野生かどうかはいいんだよ。まともなパイロットを用意してくれ」

「まともですよ。不十分すぎるほどに」

「不十分なんじゃねえか。だから猿はやめろよ」

「まあでもウデは確かですから」

「ホントかよ」

「ほら、見てくださいアレを」

「高いところにバナナ、そして棒か」

「そうです。この猿がどれだけ有能かテストします。さあ、行け畜生」

「おい、逃げたぞ」

「フッフッフ、ご乱心を」

「ご安心だろ。安心できねえよ逃げちゃったもん」

「まあもう少し待ってください…、ほら、来た!」

「うわー!飛行機に乗ってきた!そして?バナナを…キャッチした!」

「どうです?」

「非効率すぎる」

「あんた本当に空気の読めない人ですね」

「うるさいな。まあでもウデは確かだな」

「でしょう」

「いくら?」

「5ドルになります」

「安いな」

「猿ですから」

「じゃあこれ」

「毎度。さあ、乗ってください」

「うわー、やっぱ緊張するな」

「大丈夫ですって。さあ、出発!」

ブロロロロー

「…おい猿、行き先はコンガだが、知ってるのか?」

「ウキ?」

「…しまった!」