…あれ、これグラディウスか……?
コナミからの要請でトレジャーが作ってるみたいなんですけど、
これはグラディウスじゃなくて、「PROJECT RS-3」だろ。
通好みの言い方で言うとそういうことだろ。
いや、いけないっていうわけじゃないんですよ。
でもとにかく今までのグラディウス好きがこれやったらド肝を抜かれちゃうよ。
肝が一個無くなるよ。
っていうのは、とにかくあのオプションの動きを変える「R1」ボタン!
あれに尽きる。
…ということでもう話してますがグラディウス5の話をします。
皆さんグラディウスはご存知でしょうから別にその説明はしませんが、
あのゲームのオプションね。
マルチプルね。
あれって、後ろにくっついてくるじゃないですか。
それが今作では、「R1」ボタンを押すことで固定できるんですよ。
で、それだけならまだしも、
自機が死ぬと画面上にオプションだけ残るという。
んで、デフォルトでその場復活になってて、
その残ったオプションを取ると元通りになるという。
今回はそんな仕様になってます。
これが、超重要。
…つまり、オプション4個つけて死んでも、復活したときにまた拾えば
オプション4個で再スタートっていうことですよ。
でさらに、オプションを活用すべき場所がものすごくある。
…と、いうことは。
オプションを有効に使うパズルゲームだということがいえなくないですか。
…でそのコンセプトは、
トレジャー製シューティングシリーズの「レイディアント・シルバーガン」、
そしてその次の「斑鳩(イカルガ)」と同じ。なんです。
ちなみにレイディアント・シルバーガンは端的に言うと、
初めから主人公に6つ+1つの武器が備わっていて、
状況に応じて使い分けないとほぼ間違いなく死ぬというゲームです。
斑鳩は、白と黒との属性があって、主人公はいつでも属性を切り替えられて、
白いときには白い敵弾はボーナスアイテムになるけど
黒い敵弾には当たっちゃダメで、黒いときにはその逆っていう。
それをうまく使わないとほぼ間違いなく死ぬというゲームです。
…この2作品て、確かにシューティングですけど、
半分はテトリスやぷよぷよと同じアクションパズルなんですよ。
そういう風に見ていくと、
あーこりゃトレジャーシューティングの続編だと、思わずにはいられないんですよね。
オプションを自在に操れるけど、
それらを使いこなせないとほぼ間違いなく死ぬ という。
なので、グラディウスだと思って遊ぶと、たぶんビックリすると思う。
すべてはあのオプション。ここに大きな違いがあると、思います。
ちなみにワタシは、最初びっくらこいて「なんだこりゃー」と思ってはみたものの、
やってるうちにだんだんハマってきました。
おもしろいですこれ。
これがグラディウスだと思われるとちょっと違う気がしますが、
単純にトレジャー製の作品として、すばらしいものだと思いますよ。
新しいグラディウス、体験してみては。