すれちがいゲームレビュー

すれちがいゲームを買ったのでレビューします。

3DSのすれちがい広場に、新たにゲームが増えましたので…。

すれちがいシューティング、

すれちがいガーデン、

すれちがい合戦、

すれちがい迷宮、

すれちがいマザーの5種類かな。

最後のすれちがいマザーっていうのは実は開発途中なんですけど、

ネスのうしろにMiiがぞろぞろついていくという内容ですね。

そして勝手に会話に割り込んできたりして雰囲気をブチ壊すだけというゲーム。

ただこれに関しては開発途中で糸井さんがマスターロムを粉砕したあと

バス釣りに出かけましたのでおそらく発売されないと思います。なので実質4種類。

であのー、先に結論から言うと、

ガーデンだけ異質(悪いという意味ではなく)。

そしてどれも500円にしてはかなり遊べます。

その上で、もし1本だけ買うのであれば、

すれ違い回数が少ない方はシューティング、多い方は迷宮をオススメします。

2本、3本買うのであれば、

どうせ今まとめて4本で1500円ですので4本買っちゃうのをオススメします。

メニュー埋まってるほうが気持ちいいしね。


…さて、それでは個別に。

まずすれちがいシューティング。

開発してるのはグッド・フィールという元コナミの蛭子さんがいらっしゃる所で、

毛糸のカービィとかを作られています。

がんばれゴエモンの魂が宿ってる会社(だと勝手に思ってます)ですね。

…いきなりですが、4作品の中で一番推したいのはこの作品。

すれ違い数に応じて自機をパワーアップさせて進めていくのですが、

さすがというかなんというか、シューティングとしての作りがていねいで、

ステージも仕掛け盛りだくさんだし、ステージごとにボスがいるし、

隠し要素もあるし、ちょっと笑いも入ってるしでものすげーいい!

ツインビーとパロディウスの間くらいの雰囲気かなあ。

1面の曲とかかなりツインビーチックでいいっす。

すれ違い数が少なくても、シューティングなので自分の腕で何とかできるのがまたいい。

個人的にはちょっと昔の、よき頃のコナミを感じれるゲームだと思ったので、

ぜひこれだけでも遊んでみて下さい…。


次、すれちがいガーデン。

開発してるのはグレッゾという元スクウェアの石井さんがいらっしゃる所で、

時のオカリナ3Dとかを作られています。

石井さんといえば聖剣伝説ですかねーやっぱ。あとチョコボの生みの親ですね。

でですね、このゲームは…、いや、これはゲームなんだろうか?

普通にガーデニングです(笑)。

すれちがい通信した人が自分の鉢植えに水をあげに来てくれて、

花を咲かせてタネをもらい、また新たな花を咲かせる…の繰り返し。

出来た花は庭に飾り、いらないタネは売ってお好みの植木鉢を買ったりできます。

これ、これだけアプローチが全然違う。

面白いとか面白くないとかで選別できる内容じゃないです。ガーデニングだから。

どうぶつの森的な面白さ…ですかね。どっちかっていうとね。

あれの花の交配を面白いと感じる方は、きっと遊んで損は無いと思います。

逆に、「ゲーム」を求めているのならこれだけを買うのはオススメしません。

ちなみにどうでもいいことですが、ガーデニングをサポートしてくれる

メンデルさんというキャラがいるんですけども、

なんか、なんかわかんないけど、ゲイっぽいです。

なんだろう?オネエ言葉とかじゃないんですけど、雰囲気が…。


次はすれちがい合戦。

開発してるのはスパイク・チュンソフト。

愛ある素晴らしい洋ゲーのローカライズでおなじみのスパイクと、

不思議のダンジョンやサウンドノベルでおなじみのチュンソフトの合併会社です。

ゲームは自国の兵士をすれちがいで増やし、架空の諸国を制圧していくという内容。

戦闘は単純に数の優劣だけではなく、ジャンケンの要素もあります。

…特筆すべきは、このゲームが唯一、今までのすれ違い総数を扱ってること。

すれ違った人のすれ違い広場の人数(これまでにすれ違った人数)が

そのまま増援の数となります。その点だけでも結構面白いですね。

というか本編よりも、どわーっと兵士が補充されるところが一番爽快かも(笑)。

いい人(すれ違い回数が多い人)に出会えるとかなりテンションあがりますよ。

ゲームとしてはそんなに凝った内容ではないですが、

物量で押す感覚的な楽しさがありますので、そういうのにピンとくる方はゼヒ。


最後はすれちがい迷宮。

開発してるのは元セガでソニックの生みの親・中さんが立ち上げた会社。

Wiiリモコンプラスバラエティとかを作られてます。

これ、秀逸。

すれちがいで出会う人から迷宮のピースをもらって、

どんどん迷宮をランパートのように…つってもわかんないでしょうから(笑)、

真上から見たテトリスのようなカンジで、パズルのように組み立てていく。

で、ピースをはめる時に同じ色で四角くなっているとアイテムがもらえ、

ならなかった場合はランダムで敵とエンカウントするという。

その戦闘もまたシンプルながらすごくよくできてて、

敵の攻撃モーションを見計らって攻撃したり防御したりすれば

効率よく敵を撃破できるという仕組みで、ホントに戦闘がたのしいです。

であの、すれちがった人数が多ければたくさんピースが手に入るし、

複数回すれちがったことのある人とすれちがえば、パズルのピースの選択肢が増えるので

攻略しやすくなったりと、実に良く練られています。

軽めのRPGとしてもかなり優秀だと思いますね。

サポートキャラであるシーラ・ベルの妙にぐいぐい来るカンジもかわいくてよし!

これもオススメです。


ということで、ざっと4本レビューでした。

少なくとも、どれも500円の価値は十分にあると思います。

あとはその上で…お財布と相談ですね。

あーちなみに、これらのソフトを遊ぶとMiiにかぶせられるぼうしがもらえる

「ぼうしチケット」なるアイテムがもらえるのですが、

シューティングと迷宮はもらいやすく、ガーデンはもらいにくいです。

Miiのぼうしが気になる方は、その辺もふまえて検討するといいかもしれません。

でもまあ、やっぱり4本買いが一番良いかなって思いますね…。

それじゃあレビューの意味ないじゃんって思うけど(笑)、

まあ、2000円が1500円ですし。

ルイージ年なので、ルイージのカード(2000円)を買って、

あとちょっとバーチャルコンソールを…みたいな。ねえ。

…今日はそんなところで。そいでは。