「第二世界」
その他の施設~「第ニ世界」終焉。
もうやる事のなくなった「みなみ」たち。
それを世間一般的には手詰まりと言う。
もう完全に何して良いかわからないので次の世界にいくための情報収集をする事に。
しかし。
「居住区」へ行っても「行政区」に行っても自己紹介やら変なコト言うやつばかりで
話にならない。
なのでとりあえず他に町などないか探してみる。
すると。
「ぶれいんしつ」なるところへ珍入。
中には人が一人ぽつんと。
さっそくフレンドリーに話しかけてみよーう。
「こんぴゅうたーるーむで、なにをしている!」
前略おふくろさんへ。オレ、人が信じられなくなりそうです。
こんなときには平和的に心の中を読もう。(←平和的か?)
と、今度は、
「すぺーすころにーでの たびも おしまいに ちかずいている。
あと わずかで、あたらしいわくせいに つく。」
ですって。あ、そう。
とりあえず腹いせに「ぶれいんしつ」の周りの壁を残らず「ぶれいく」で
ブチ壊してから退室。
さてどうしよう。
なんて思っていた矢先、フィールドの南西のほうを散策していない事に気付く。
さっそく出向くと、ありました。ドア。
なかは構成の違う紫ゾーン。期待してズンズン奥に入っていくと、
ありました。またドア。やったあ開けよう入ろう。
と、ドアに手をかけようとしたその時。
「さんそぱいぷが、ないと そとには でられません」
何ィ!?
さ、「さんそぱいぷ」!?
なんだそれは!!
初耳だコンチクショウ!!
今まで誰もそんな事口にしなかったぞ!!
しかし「そとには でられません」という事はこのドアの奥に次の世界があることは明白。
これはなんとしてでも「さんそぱいぷ」を探さなければ。
すると、その表示の出たドアのすぐ南にもう一つのドアが。
これは何かがあると思い、はりきって珍入。
そこは「かんりしつ」と呼ばれる空間で、中には2人の人間がいました。
まずは右の人に話を聞く。
「えねるぎー かんりしつに、なんのようかね」
オレが聞きてえよ。
そんなあなたの心の中は。
「ねつげんが あんていしている。ちかくに たいようがあるみたいだ」
死ぬぞ。近くに太陽なんかあったら。
…もうだめだ。次、左のやつ。
「やあ」
いやあの、「やあ」、じゃなくてさあ…。
ところでこいつの心の中は?
「くるーすりの しようでんりょくが ふえてきている」
そう。そりゃあ良かった。
きっと毎日「えねるぎー」なんて「かんり」してるから脳がパニッシュしちゃったのね。
可愛そうに。
じゃあね。バファリン飲んで寝やがれ。
…もうどうしようもないので自分なりに仮説を立てる。
いままでのアイテム入手方法は3通り。
一つ目はお金を出して買う。
二つ目は人からもらう。
三つ目は、拾う。
で、
店はもうないし、
人からの情報はすべてコンタクトを取ったし心の中も「てれぱし」で読んだので
残るは「拾う」のみ。
…このマップを隅々まで歩けと。笑うね。
しかしまあ唯一の救いはいままで「フィールド上に」物が落ちていた事はないので、
これは消えるだろうと。
というわけでダンジョンに絞り込んでウォーキング。
初めはビックリ紫ゾーン。
上のほうから隅々まで歩く。そして2列ばかし歩いたところでアイテム欄を見てみると、
持ってました。
何ィーーーーー!!!!!!
ビックリだよオイ!!
後日わかった事ですが、
要は「てれぽーと」失敗時や
「居住区」等から出た時に強制的に行かされる「ビックリ紫ゾーン」の
一番上の通路の真中へんを歩いていると突然手に入るそうで。
もちろんそんなヒントはゲーム中にでてこないです。ええ。
それはさておき「みなみ」達は、一路「開かずのドア」へ。
「さんそぱいぷ」を装着し、次なる世界へ。
未だ見ぬ星に、何を想うのか。
この旅の目的がもうすぐ、明らかになる。
「みなみ」達は期待に胸膨らませ、次の世界へと足を踏み込んだ…。