ライズオブザドラゴン

今回は「ライズオブザドラゴン」です。

昨日のぽっぷるメイルから180度ターンして、

ハードボイルド近未来アドベンチャーのご紹介です。

お察しの通り、洋ゲーでございます。

主人公は元警察で危険な捜査ばかりするためクビにされた過去を持つ、

ウィリアム。通称ブレイド。

そんなブレイドが、市長からの依頼で、変死した市長の娘の死因を探るところから

話はスタート。最終的に悪の秘密結社の野望を知り、それを阻止するという。

そういう内容。です。

であのー、ゲームは怪しいところをクリックしていくことで進んでいくんですけど、

どうも、クリアまでの解はひとつだけじゃないっぽくて。

普通、アドベンチャーゲームはクリアまでの道筋は1つで、

その正解に向かってテキストを進めていく…じゃないですか。

そうじゃないんですよね。

途中途中の必須イベントはあるけれど、

プレイの仕方によって最後に余るアイテムが違う。みたいなんです。

というのも、

実はクリアして、グッドエンドかなーというのを見たあと、

攻略サイトを見てみたんですよね。

途中の選択肢が多かったので、気になって。

そしたら、ずいぶんチャートと違うんですよ…。ワタシの行動が…。

最初に主人公はヒロインである「アニス」とケンカしてる状態で、

まずそのアニスと和解しなくちゃいけないんですが、

そこの対応がまるで違って。

攻略サイト→
「途中で買った花束を渡してご機嫌取りし、その日の19時にヒロインとデート」

オレ→
「途中で花束買ったけど喋ってごまかして終わり。ヒロインとデートせず」

全然違うでしょ。

実際オレ、最後まで花束持ってんですよね。

最後の悪の本拠地に行っても花束持ってんですよね。

どんだけナルシスト?

そのおかげで一度もアニスの部屋に入ったこと無いよ。

なんかさびしい。

他にも(上が攻略サイトで下がオレ)、

「敵幹部の部屋に再度入りたいときは幹部の家にあったIDカードを使う」
「敵幹部の部屋に再度入りたいけどIDカード取り忘れたからドアのカードリーダを爆破」

「クラブに入るとき銃を取り上げられるから門番にチョコを渡して引換券をもらっておく」
「クラブに入るとき銃を取り上げられるからあらかじめ家に置いてくる」

「敵の本拠地の受付嬢をスプレーで黙らせる」
「敵の本拠地の受付嬢を適当に言いくるめる」

「セキュリティ解除のため老師からもらったクッキーに書かれた通りボタンを押す」
「セキュリティ解除のため敵のIDカード挿したらボタン押すのが半オートになった」

…と、攻略サイトとオレの行動がずいぶん違うんですよ。

結果的に見たエンディングは一番いいヤツだったんですが。

…うーん、このゲーム、意外にスゴイのかも。

ちなみに、洋ゲーのアドベンチャーにありがちな、

無駄な死にパターンももちろん実装!

ネズミにたかられて死んだり、

毒薬のシップを自分に使って泡吹いて死んだり、

ビルから飛び降りたり、

マフィア風のおじさんに殴られて死んだり、

情報屋を怒らせて普通にハマったり!

いやあ、ハードボイルドだわ。(←ハードなだけだろ。)

…ということでですね、

絵がとにかく強烈で、ヘタすりゃそのグラフィックだけで卒倒する人も

いるかもしれませんし、

ゲーム自体かなりとっつきにくいのも事実ですので誰にもオススメできませんが、

アドベンチャー“ゲーム”って、本来こうあるべきなのかも…と考えさせられた、

なんかフシギな1本でした。

かなりよかったです。

あと教えてくれたツクネにいさん、この場を借りてありがとう。

あはは。