TYPおくさまヘルプデスク

こんにちは。今日の「TYPおくさまヘルプデスク」は、
節約の名人であり、「最強無駄遣いBOOK」の著者でもあります
佐藤山田花子先生に来ていただきました。
早速ですが佐藤先生、家庭内での節約のポイントは
どういったところがあるでしょうか?

「その前にすいません、佐藤ではなく佐藤山田です。」

ああ、すいません…。では佐藤山田先生お願いします。

「節約には主に2種類あります。」

と、言いますと?

「良い節約と、悪い節約です。」

はい、なるほど。それでは具体的にいい節約とはどのようなものなのでしょうか?

「悪い節約ではない節約です。」

…でしょうね。でしょうよ。

「まあつまりですね、世の中にはたくさん節約術がありますが、
あまり効果がなく、手間だけがかかる節約は節約と呼べないわけです。」

なるほど。確かにそのとおりですね。手間を考慮すると見合わないことがあります。
では、厳選した効果の大きい節約をして、生活を豊かにするのが、良い節約だと。

「それを言おうと思ってたんですが、先に言っちゃうっていう…。」

…すいませんでした。ではあの、節約術の方を……。

「わかりました。ではあのー、まずエアコンですね。」

エアコンは基本ですよね。エアコンを気温に1度

「気温に1度近づけるだけで10%もお得なんですよー。」

そんな、手柄をとられまいとして食い気味に…

「いえいえー普通に今のタイミングでしたから。たまたまですから。」

そ、そうですか…。でもこれは基本中の基本ですよね。

「そうですね。でもやっぱりなんだかんだで一番の節電は今の時期ですと焚き火。」

焚き火。

「そうです。焚き火で電気代が100%浮きますので。焚き火お勧めです。」

あの、焚き火以外がいいんですけども…。
それに、薪代をぜんぜん考慮されて無いっていうか…。
差し引きの値段が見えないっていうか…。

「なんで?」

こっちが聞いてんだよ。

「じゃあエアコンはやめましょう。バカみたいに使えばいいじゃない。
バカのひとつ覚えみたいに、エアコン買って浮かれ調子で使えばいいじゃない。
エアコンバカになっちゃえばいいじゃない。だから冷蔵庫にしましょう。」

エアコンバカっていうのがひっかかりますが、
そう…ですね…。冷蔵庫に行きますか。冷蔵庫はね、よく開け閉めの時間を…

「チッ」

あ、ああ、すいません…。

「冷蔵庫は開け閉めの時間を短くすると冷気が逃げずにお得ですよー。
知らなかったでしょう。ねえ、知らなかったでしょう?」

知…らなかったです。知らなかったですね。

「あっそ。無知だねえ。」

こいつ…!

「冷蔵庫は詰め込みすぎても冷気が周らなくてダメですので、
冷蔵庫に何も入れないのが一番お得ですね。」

今しれっとすさまじいこと言いましたね。

「冷たいものはその都度コンビニに買いに行きましょう。
お金が無い底辺の連中は底辺スーパーにある薬品100%ジュースでも飲んどけよ。」

底辺スーパーってなんだよ。どこにあんだよ。

「そりゃもちろん…」

言うな!言うんじゃねえぞ!つか冷蔵庫必要ねえじゃん!

「まあね。でもどうせどの家もめんつゆと麦茶くらいですし。冷蔵庫。」

そんな事ないだろ!

「お前んちもアレだろ?飲むタイミングのわかんない薬とか冷やしっぱなしだろ?」

してねーよ!…してませんよ!
ちゃんと節約の話をしてください!ほかにないんですか?

「節約といえばやっぱり洗濯ですよね。」

そうですね。お風呂の残り湯を使ってとか…

「…なんだ?お前は。知ってる知識ひけらかしてドヤ顔か?
数百円浮くような貧乏じみたマネで得意げになっちゃうのか?」

い、いえ、そういうわけでは…。
ていうかそれ言っちゃったらあなたの仕事そのものが…。

「だからまあ結局洗濯は川ですよね。
川で洗濯がコストパフォーマンス的に最強です。」

か、川で洗濯…。

「桃も流れてくるしね。定期的に。」

定期的には流れてこないと思いますよ。ていうか流れてこないと思いますよ。
桃が流れるシチュエーションは童話だけです。

「知ってるよ。無知なの?」

こいつ…!

「ということで、暖房は焚き火を使い、冷蔵庫は都度調達にして、
川で洗濯を心がけましょう。あと、家にいる使えない老人は早めに」

早めに、なんですか?

「いえ、なんでもありません。」

ですよね。

「そういうわけで、こういった効果の大きい節約をして、楽しいキャンプにしましょう!」

…本日はありがとうございました。早くお亡くなりになってください。