2020スーパーベースボール

基本的にワタシは野球ゲーム(つーかスポーツゲーム全般)はやらないんですよ。

いや、割と面白いのは知ってますし、

昔のファミスタとかと比べて、格段に進歩していることもわかってます。

ですが「買う」までいかないという。

やっぱり根底に「結局は野球だし」みたいなのがあって、

そもそも野球あんまり興味なくて、

それどころか野球で好きな番組がつぶれた日にはアンタ、

テレビをお風呂に入れんばかりの勢いでございまして、

そういった意味では野球はゲームも含めてぶっちゃけ興味ないかもと言えます。

しかし。

それは現代での野球の話。

あなたたち未来の野球の事をなんにも知らないでしょ。

だめだよあんな野球ばっかりみてちゃ。

メジャーリーグとかで一喜一憂している場合じゃないです!

というわけで未来の野球をいち早く体験すべくこのゲームをやりましょう。

「2020スーパーベースボール」。

なんと2020年ごろの野球を見事に再現していると主張しているこのゲーム。

基本ルールは現代の野球のものとまったく同じです。

2020年だと8アウトまで許容とか、そういうのは無いです。

では何がスゴイのか。

まず、いきなり国単位で野球は行われます。

目標は世界!!!そう、世界一!!!!

そして今いる選手は2020年までに全員解雇!!!

何故解雇かって?

…だって、このゲームに出てくる日本チームの選手の名前のどこにも、

現役選手の名前なんか出てこない んですもの。

2020年だったら今の若手のホープくらいは現役でいそうなもんですが、

いる気配まったくなし。

ではどんなヤツが日本チームにはいるのか。

…日本と思われるチームは2つ存在します。

ひとつは「トウキョウ・サムライズ」、もうひとつは「ニンジャ・ブラックソックス」

この選手の名前がかなりファンキー。

例として「トウキョウ・サムライズ」の選手名を見てみると、

「スシ」、「カタナ」、「テンプラ」、「オトウサン」、「アリガトウ」といったラインナップ。

それは人名なのか。

特に「オトウサン」、「アリガトウ」に至っては俗称だし挨拶だしでもう何がなんだかです。

そんな中、選手名の中に「TOKYO-1」という名前が。

「名前が英語かよ日本人チームなのに」とおもいきや、それもそのはず。

ロボピッチャでした。
 
うわァあああああ!!!!!

ついにロボピッチャが実用化!!!

未来ってスバラシイ!!!

…と、こんなことで驚いてはいけません。

十分驚愕の事実ですが、驚いてはいけません。さらにスバラシイ事が。

今現在のプロ野球では150kmの球が投げられればかなりすごい方だと思いますが、

それではだめです。未来の力には対抗できません。

まず未来では250kmの球くらいホイホイと投げられるくらいではないといけません。

みんなそんなんだからしょうがないんです。

なにせ相手は未来ですから。下手すりゃロボピッチャですから。

そして、それに対抗する打者にも秘策が。

なんと、ここ一番という時には打者に「強化パーツ」をつける事が出来ます。

まあつまりドーピングみたいなもんですが、(←うわ。)

一瞬だけ自分の能力を激的に変化させ、ものすごい球を打てるようになります。
 
ああ未来!!!
 
ステキだぜ未来!!!!!

そして極めつけ。

未来の野球は死ぬほどエキサイティングです。

なぜなら。

グラウンド上に地雷が仕掛けてあるからです。

…死ぬだろ。

しかしこの地雷ルールもすべて2020年規定のルールブックにのっとったものなので

なんの問題もありません。

…そんな、そんな未来のステキ野球。

ワタシの考える一番の問題点は、

「数十年後に実現する」事にあると思うのですが、どうでしょう。