迷宮寺院ダババ

個性の強いゲームは沢山ありますが、

ここまでエキゾチックなゲームが果たしてあったでしょうか。

それが迷宮寺院ダババ。

そのエキゾチックさは「東方見聞録」「スーパーアラビアン」

肩を並べるほどかもしれないですな。

もしくは「ストリートファイターII」の「タイ(サガット)ステージ」。

さて、

このゲーム、アクションゲームなのですが、

いわゆるアクションゲームのそれとはかなり異なるセンスを持っています。

フィールドは見下ろし型で、姫をさらった邪教徒ども(っていうか詳しい

ストーリーは分からないんですが)を一人の修行僧が気功やら護符やらで

ズババババーンとやっつけていくのですが、

そのフィールドがまず変。

地面は基本的に1マス1マス区切られており、主人公や敵キャラは

すべて1マス単位で行動します。

つまり、方向キーの右を押すと右に少し動くのではなく完全に1マス移動するという。

そして、その床にもいろんな仕掛けがあります。

数回踏むと崩れてしまう床や、定期的に沈んでしまう床など。

それらをチョイチョイと避けつつ進んでいくわけですね。

…そんな要素にくわえてさらに、

各ステージのクリア条件が変。

基本的には次のステージへのゲートをくぐればOKなんですが、

たいていの場合開いてません。

じゃあどうするかというと、

地面に埋まってる「紋章」をすべて出現させ、

そこで出現する経典を取らなければいけないのです。

さあ大変。

フィールドの一つ一つを踏んで確かめなければなりません。

一人の修行僧がぺたぺた歩き回る様は哀愁を感じさせます

すべては姫を助け出すため。

で、すべてのステージがそうかというと、

ふいにカギが出現してあっさり開いたりしてなんつーか色々と裏切ってくれます。

そしてアクションには必然ともいえるボス戦。

ここだけは横視点の固定画面で、ボスと1対1で戦うのですが…。

まずボスがエキゾチック。

1面のボスなんて仏像の顔面が空中に浮いたようなっていうかそのまんまなんですが

かなり圧倒されます。

しかも攻撃方法が「舌」というエキゾチックぶり。

しかしこちらも負けてはいません。

この時だけ主人公のジャンプ力は超人並に変化します。

例えていうなら「ロックマン2」の水中にいるときくらいのジャンプ力。

「浮力が働いてるんじゃねえのか」とおもいがちですがそんなことはありません。

気功です。たぶん気功です。エキゾチックですね。

※すでに管理人はエキゾチックの意味を履き違えております。

しかし、本当にエキゾチックなのは…。
 
罠です。

それもさっき言った「地面が沈む」だとかそんな甘っちょろい罠ではありません。

フィールドを踏み尽くし、経典もとって、出現したゲートへ。

入ると。

前の面に戻されたり。

いやあの、経典を取るとゲートが開くんですが、

同時に別の場所で本物のゲートが開くことがあるんです。

それに気付かずにニセゲートに入ってしまうと、エキゾチックになってしまうということです。

※誰かエキゾチックについて教えてあげてください。

つー事になってしまうわけです。

まあ本物とニセモノの区別はまったくつかないので同時に見つけたらみつけたで

ニ者択一を迫られるんですが。

ああなんてエキゾチックなんでしょう。

もちろんBGMもとてもエキゾチック。

とてもインド風でものすごく耳に残ります。

つーことでぜひみなさんこのゲームをプレイして

インドを寺院でガンジスしてください。