近況と映画のはなし

13日の夜に映画「テッド」を観て、

バレンタインはちょっといいご飯食べて、

昨日は泊まりで仕事でして、

明けた今日、会社から直行で…アキバで13時からはじまるという

「ヴァンパイアリザレクション」の体験会に行こうと、

思って、

外に出たら、

めっちゃ寒くて、

速攻諦めて帰宅。

そんな近況の管理人ジャジャこと根性なしですが、

家についたあと、映画を4本観ました。

観たのは、閉鎖空間での人間の心理を描いた「CUBE」

不朽の名作でSFの金字塔とも言うべき「エイリアン」

ナタリー・ポートマンの役者魂爆発の映画「ブラック・スワン」

名作ゾンビコメディ「ゾンビランド」の4本。


「CUBE」は結構公開当時話題になったと思うんですけど、

謎の立方体に閉じ込められた人たちが脱出を試みるというもの。

なぜ閉じ込められたのかとか、そういうところに主眼が置かれず、

脱出劇を通して、人間ドラマを徹底して撮っています。

立方体はトビラでいくつにもつながっており、

さらに一部の部屋にはワナが仕掛けられているため

それを回避するために知恵を絞るんですが、

メンバーの中にいる警官の顔がデンジャラスのノッチに激似

それどころじゃありませんでした。

…というのは半分冗談で、ワナが作動したときのメンバーの殺し方が結構エグく、

その恐怖を引きずったまま観ることになるので、ドキドキ感はかなりありました。

オチもまあ、すばらしい皮肉たっぷりでよかったです。

ただまあ、それ以上にシチュエーションがシュールすぎて付いていけない人も

多いと思いますし、あえてオススメはしないっす…。

個人的には世の中の評価ほど面白いとは感じませんでした。


「エイリアン」は、もう説明の必要が無いくらい有名なSF作品ですよね。

宇宙貨物船がある惑星からの信号をキャッチ、行ってみたら生命体反応があり、

クルーの一人が生命体に寄生されてしまい…という話。

昔は怖くて観れなかったんですが、

耐性がついた今では大丈夫だろう…ということで視聴。

ホントにめちゃめちゃ面白かった。

つかすごいなーと思うのは、あの映画の本当の敵はエイリアン…では無いんですよね。

知らなかったよ…。すごい衝撃。そしてマジで脚本素晴らしい。

ああいう「主題とは別の脅威」があるのってすごくスキ。

SFXもめちゃめちゃカッコいいね!CGじゃない説得力ってやっぱあるわ。

チープさを感じる部分もあるっちゃあるけど、そうじゃないんだよね。

あの雰囲気が。あの雰囲気が最高です。ぜひ観るべき名作。


「ブラック・スワン」は、悩めるバレリーナの話。

主役はナタリー・ポートマン(レオン、マーズアタック、スターウォーズep1の人)で、

ものすげえ体当たりな演技をかましてきます。

話をざっくり書くと、

「白鳥の湖」の主役は白鳥と黒鳥の両方を演じる必要がある…んですが、

ナタリー演じる主人公のニナは、

白鳥の演技はできても、妖艶さが必要な黒鳥の演技がどうしてもできない。

そこでさまざまな葛藤を乗り越える…という内容。

誰もが抱く他人への猜疑心とか、嫉妬とか、

求められてることが出来ない自分へのいらだちとか、

そういうものがすべて幻覚というカタチで視覚化されて、ニナを襲います。

それがもーホントすごい。

ヒューマンドラマなのに、まるでアメコミをVFX化したような表現で

観る側をとにかく不安にさせます(笑)。

…ところで、この作品のwikipediaを見ると「サイコスリラー」っていう区分けに

なってるんだけど、全然違うよね?

ダンサーが自分自身を乗り越えて花開く過程を極めてダークに描いてるだけだよね?

うーん。

…まあとにかく、その辺も含めて機会があれば見てみてください。

R15指定のおかげで、ニナの幻覚が実に説得力のあるものになってますので…。ゼヒ。

あと余談ですけどライバル役の人が「テッド」の主人公の彼女と同じ人でした。

すげえビックリした。ミラ・キュニスさんですか。美人だね…。


「ゾンビランド」はそのまんま、ゾンビコメディ。

世の中(アメリカ)は完全にゾンビに汚染されていて、

主人公の引きこもり青年が、自分で決めた生き残るためのルールを守りながら

人と出会い、成長していく的な話。

あのー、ホラー的な怖さはほとんどなく、

またこういうのにありがちなしょうもないポルノチックな下ネタもゼロに近くて、

実に見やすいゾンビコメディでした。

展開される笑いも洗練されてて、

名前とDVDジャケットに反して実にきれいなコントが展開されてましたねー…。

ただなんか、キレイすぎるかも(笑)。

もっといい加減な内容でも良かった気がしなくもないですが、

それでも個人的にはこれ、オススメしたいです。

爆笑よりも、ずっとニヤニヤするタイプの映画ですね(笑)。ゼヒに。


…ということで。

4本とも結果的にはすごく楽しめました。おもしろかった…。

また借りてこよう。

…にしてもホント、恐怖要素の受け入れ幅が「デッドライジング」などのゲームによって

広がったおかげで、楽しめるものが増えて最高です。

そのうち、自分が出すネタにも還元していきたい。ですね。