ドラクエ8のレビューて、別にしなくていいような気がしますが、
せっかくいろいろ書いちゃったんで、まあ、ね。(←何それ。)
…さて、ドラクエの説明なんていまさらいらないと思いますので書きませんけど、
今回のドラクエは「最新技術でセオリー通り」っていうカンジなんですよね。
どういうことかっていうと、今までのドラクエってちゃんと世界地図があって、
船を入手したり空飛ぶ乗り物を入手したりして行ける世界が広がって、
んで最終ボスまで行くじゃないですか。
今回もそうなんですよ。
きっちりドラクエなんですよ。
最近のRPGってダンジョンのツギハギみたいのが多いじゃないですか。
世界を旅するっていうよりも局地的な話だったりして。
あと擬似フィールドみたいのもあるけど、
実はそのフィールドもダンジョンの延長線上みたいな。
…そうじゃなくて、ちゃんと世界地図があって、ちゃんと街があるっていう、
RPGの超ド真ん中をまっすぐ行くっていう。
それが「ドラクエらしさ」っていうのかなあ。
「ドラクエらしさ」というか、「ファミコンRPG」というか。
それを、そっくりポリゴンにしましたっていうカンジなんですよ。
今回のは。
だからもう、バリバリのポリゴンで延々とフィールドが描かれてるんですけど、
なーんかこう、ファミコンのRPGをやってるような気分になるんですよね。
ワタシだけ?
システム面でもそう。
最近では当たり前のようになった声優のアフレコもないし、
ムービーも一切なく、イベントシーンはポリゴンキャラの動きだけだし、
戦闘も大きな変更点はないし。
なのでこれらがさらに「ファミコンっぽさ」を加速させてて。
ファミコンのときって、当然ボイスはないし、
イベントはドットキャラが動くだけだったでしょう。
それも、そのまんまポリゴンにしたっていう。
だからもうね、ホントファミコンっぽい。
いやこれはファミコンだな。もうファミコン。
ファミコンをクロックアップして、超オーバースペックにして、
もう火が出ちゃってて燃えてるんだけど、それでも無理やり動かすと、
たぶんこんなカンジのゲームになると思います。
…もちろんバカにしてるんじゃないですよ。
これだけテンポよくゲームが進んで、ロードもほっとんど無いのに
あれだけ広大なフィールドがスッと出てくるのは
すばらしい技術があってのことだと思いますよ。
だからこそたまらないんですよ。
やっぱり世界を歩かないと。ドラクエは。
その辺をわかってらっしゃる!
っていうね。
…なので、
ファミコン世代で最近のRPGはポリゴンがうっとうしくてちょっとなーって人に
すごく遊んでもらいたいタイトルです。
このソフトは、そういう懐古主義の人へのひとつの答えだと思います。
大げさか(笑)。
まあでもね、もし遊んでなければ!
今なら2000円台で遊べますから。ゼヒやってみてはいかがでしょうか。
安心して楽しめる1本。ゼヒ。