タカ「なあユウジ、さっきオバさん轢かなかったか?」
ユウジ「関係無いねっ!」
てなカンジで舘ひろし&柴田恭兵主演のドラマ「もっともあぶない刑事」がゲーム化!
しなきゃいいのにっていうか轢くのはよくないと思うな。
轢くのは、刑事のやることじゃないな。(←気がついた。)
… さて、このゲームはタカとユウジを操って事件を解決する
痛快横スクロールアクションです。
プレイヤーはタカかユウジのどちらかを選んで、事件に挑みます。
挑みますが、考える事は一切ありません。
撃ちゃいいんです。
撃ちゃ。
密室殺人でもなけりゃサイコミステリーでもないわけですよ。
だから撃ちゃいいんです。
金田一君だとかコナン君だとか左近が操ったところで
撃たれればおしまいなワケで。
あいつらが来てもなんの役にも立たないのですよ。
来てもみんな蜂の巣だし。どんどん開くよ。風穴。
…つまり、このゲームにおいて考える事は意味を成さないのです。
弾数無制限のスペシャルガン片手にとにかく犯人を追い詰める。
そこにすべてが詰まってます。
しかし、それをただ見ている犯人ではありません。
刺客(ザコ敵)を大量に送りこんできます。
ただ単にナイフを持って突っ込んでくるヤツから、
スライディングしてくるヤツ、ビルの窓から狙撃してくるヤツなど、バリエーションもさまざま。
犯人の「あんな変な銃持ったやつに殺されたくない」という気持ちが
ひしひしと伝わってこようというものです。
そんな中をナイフで刺されたり胸元を撃たれたりしながら突き進むタカとユウジ。
…まあ普通の刑事なら一発でも致命傷ですが、そこらへんは「あぶない刑事」。
ライフが10もありますので拳銃で9発撃たれてもヘイチャラです。
そこまでいくと別の意味で「あぶない刑事」ですが、
よくよく考えてみると 「もっともあぶない刑事」なので危なさ大爆発であり
むしろ大丈夫といえなくもありませんていうか死ぬね。うん、死ぬ。死ぬよー。
しかし誰も彼らを止める事は出来ません。
いや、コンティニュー無限だしとかそういう事じゃなくて、
彼らの刑事としての情熱がそうさせているのです。
情熱さえあれば大体のことは大丈夫です。
刑事としての生き方に一石を投じる作品。
ちなみに各所にはいるビジュアルシーンはなかなかキレイで一見の価値はありませんが
余裕があれば見ておきたい一品であるといえましょう。
タカとユウジの生き様、とくとごらんあれ。