なんかさー、あるある大辞典とか思いっきりテレビとか見るとさー、
どの食品がどういう成分を含んでいるから体にいいとかって言われるじゃん。
この野菜は老化防止につながります!とか、
この肉には美容に効果があります!とか、そういう事を言うじゃん。
言うけどさ。
…実際どんだけ摂取したら効果が出るのよ。
だってそうじゃん。
そう思わない?
それって考え方的に「おなかがすいてる状況」と似てると思うのね。
すげえおなかすいてるとするじゃん。
おなかの音なんてレベルじゃなくてもうおなかから「はよせー…」って
聞こえるほどのオナカペコリスト。
ペッコペコ。
っていう時に。
目の前にお茶碗。
救済の時が来ました。
ここへ今まさに空腹を満たさんばかりに降り注ぐライス&ライス。
…だがしかし!
ここで5粒しかなかったら。
「おなかを満たす効果」はそれ自体にはあるだろうけど絶対数がどう考えても足りない。
「おなかを満たす効果」のあるものを「おなかを満たす量」まで摂取しなくちゃいけない。
効果があるだけじゃダメ。
これで米米米の白米ジャックポット状態ならば、
今まさにおなかも満たされようというもの。
米炊き放題。
炊飯器開け放題。
しゃもじ振り放題。
ですよ。
ねえ。
…つまりそういうことなんですよ。
○○に効果があるって言われたってさあ。
どんだけ摂取すりゃいいんだよ。
例えば美容に効果のある野菜。
これで、
「およそ30歳の健康な女性がこの野菜を一週間摂取すれば25歳くらいの肌になります」
っていうガイドラインがあればまあ納得するじゃん。
けどそうじゃないじゃん。
効果があるっていうだけでさあ、実際どれだけ取ればいいのかわかんないよね。
下手すりゃ目的のために一生同じものを摂取しなきゃいかんわけでしょう。
うーん。
っていうことは健康に生活するためには常にあのテレビの食材を取り入れた食事を
考えないといけないっていうことか。
先が見えないんだからそうするしかないよなあ。
これだけをこの量食べればいいっていうのがわかんないんだもんなあ。
…なんだよ、健康にいいよいいいよって宣伝しといて
結局回り巡ってめんどくさいんだもんなあ。
まあでも摂取しないよりはな。
ということで毎日の健康レシピを考えよう。
体にいいといえば緑黄色野菜、レバー、魚、大豆なんかもいいよね。
あと一日一個の卵。そうそう牛乳。鶏肉もいいらしいねー……
…………
……
…
「というわけですべてミキサーにかけたんでこれを毎日飲めば健康ですね」
「異臭がしますよ」
「健康のためですから」
「…じゃあ先にどうぞ」
「いえあなたからどうぞ」
「どうぞ」
「どうぞ」
「どうぞ」
「どうぞ」
「…飲めよ!!!!!!」
「飲んだら死んじゃうだろ!!!!!!」
「何!!? 健康のためだというのにオレの好意をムダにすんのかオラーッッ」
「オ、オブゴゴゴッゴオゴゴ」
「どう?ねえ、どう? …おい、おい? おま、おい、…返事、しろーッッッ!!!!!!!!」
…結局そんなもん気にしないでおいしいもの食ったやつの勝ちなんじゃなかろうか。
うーん。
※後日追記→
あるある、あんな事になっちゃってねえ…。