ドット絵ツール2024(iPhone,iPad,そしてSurfaceGO4)

ドット絵。最近ではpixelart(ピクセルアート)とか。
SFCデザエモンからずっとこういうのに慣れ親しんできたわけですが
いろんなフォーマットでとにかく一番いいドット絵ツールを探し求めています。
今日はその話です。公式サイトにリンクいっぱい張ったんで、ぜひ飛んでみてください。


iPhone、androidといったスマホでドット絵描くなら、「dotpict」一択です。一択。他探す意味ない。
描画するカーソルと指の動きが別で、スマホにおいては最高のインタフェース。
指でピクセルが隠れてしまう問題を解決しています。
触るとわかるんだけど、まるでマリオペイントのハエタタキのような(笑)、
ある種のシューティングめいた操作感になってて、たのしいです。
ちょっと話ズレますがドット絵はじめてみたい!っていう人に、すげえオススメしたい。
いにしえのドット絵描きが持っている「色を置いていく感覚」「あと1ドットのジレンマ」みたいなのがわかる。
ただ元々ある資産を生かすという風には使えません。それでも出先で遊ぶにはいいよ。
興味ある方は8*8か16*16くらいの大きさで、キャラクターの模写からはじめては。時間溶けます。
そんでアイロンビーズとかやっちゃったりね。
なお「Pixelstudio」っていうマルチプラットフォームなドット絵アプリも
その機能あるんですけどdotpictから明らかにパクってて、その上UIがぜんっぜん肌に合わないっていうか、
エゴ丸出しで心底無理です。ホント苦手。パレット周りなんか特に。リンク張らないくらい。


iPad+Applepencil環境では、
PixelBrush、PixelMovePaint、Pixel Gaka、Warbler、MediBangPaint、Pixilart、Pixelstudio、Pixen、
ドット絵エディタdottable、Pixel Art Studio for drawing、8bit Painter、EDGE touch…と散々試したけど
「RESPRITE」「Pixquare」が圧倒的にいいです。
RESPRITEのほうが小さいドット絵向きで、Photoshopライクなインタフェース。
Pixquareはでかいキャンバスに制約なしでうわぁーっと描く人向けです。
ドット絵をどう捉えているか、何を描きたいかで向いてるツールが変わりますね。
他は大体UIがハンパに独特だったり機能足りてなかったりで、ダメでした。
普段Twitter(X)に出しているのは、RESPRITEのスクショです。
たまにファイルの自動保存がされてないときあるので、注意が必要…。
Windows版を2025年1Qに出すっぽいので、超期待です。

次点で「Pixaki」なんですけど、ちょっと高いワリには…って。スタイリッシュだしスキな人はいそうだけど。
なお絵描きにおなじみ「CLIP STUDIO PAINT」でも結構いけます。はじめからドットペンあるしね。


で。Windows…SurfaceGO4なんですけど。
ずっと言ってますがマウスで描くなら「EDGE2」EDGEでもいいです。高機能だしめっちゃいい。
でもSurfaceGO4を手にしましたんで、液晶タブレットとしての動作で評価しようとすると、話は変わります。
EDGEはもはや挙動がおかしい。困った。
ピンチでズームしながら、ペンで描きたいんじゃよ(←急に老衰)。ツール探すしかないんか…と。

まず「Aseprite」。界隈で一番有名だと思いますがインタフェースが本当に融通効かなくて、
アドオンいろいろ入れたりしてるんですけど全然しっくりこないです。
ツールのエゴで作り手のエゴを阻害しないでほしい(なんかあぶねーこと言ってる)。
…でも、ドット絵ツールで液タブのペンがまともに動くの、現状これくらいなんですよね。
消去法でこれっていう。かなしっ。

(2024/11/30追記)
あんまりにもAsepriteのUIがキライなので拡張機能を使ってカスタマイズしました。


興味ある方はこちらの記事もどうぞ。

「Pro Motion NG」、結構いいカンジなんだけどなー。
スコット&ピルグリムやリバーシティガールズでおなじみWayforward社さんとか使ってるみたい。
でもUI小さすぎてマジ目がつぶれる。高解像度時代にあのUIはきついて。もうちょっとなんとかならんか。

「Paint.net」「PixiEditor」はペンの追従性が致命的に悪い。
PixiEditorは特に遅い。さらにパレット勝手に並び替えたりするし、いいのは雰囲気だけ。
2.0が近々リリースされるらしいのでそっちに期待…なのか?
Paint.netは別にそれ用じゃないし、期待してはいけないかな。にしてもペンひどいけど。

「PyxelEdit」「GraphicsGale」「GrafX2」
EDGEとかと同じでそもそも液タブの挙動してくれない。指とペンが同じ挙動だったりとか。
まあでも、特にうしろの2つは歴史あるので、いぶし銀の職人さんが使うようなカンジです。
それ言ったらワタシのEDGE2もにたようなもんか(笑)?

ってやってくと、もはや普通のイラストツールのほうがいいんじゃないかとなってきて。
まずiPadで実績のある「CLIP STUDIO PAINT」。挙動も問題ないです。
インデックスカラーで出力できないのと、グリッドの概念が弱いのが最大の弱点。
対抗ということでいちおう「KRITA」というフリーのイラストツールも入れてみましたが、
ちょっと重いし、ペンがやっぱ違うかな。ツールとしても、ドット絵には向いてない。
そうなってくると…画像編集の最高峰「Photoshop」も選択肢に入ってくる。
一応ライセンスあるので試してみたんですけど、1ドットを置く、という挙動に弱い。
ぐりぐりってやらないと、1ドット置けない。なんだろう、単に重いのかな(笑)。

なもんで、現状は…


そんなカンジになりつつあります。インデックスカラー非対応なので、ちょっとアレだけど…。
Windows用RESPRITEが出たら状況変わるのかしら。それとも、Asepriteを黙って使うのか。

…まあ、わかってはいるんだ。おとなしくiPadで絵描きなさいってね(笑)。
でも探したいんだよ。荷物軽くなるかもしれないし。
ということで、皆さんもぜひお気に入りのツールを探してみてください。
そして時間を溶かしてください。寿命を削る行為は、たのしいよ。


もちろんですがMSPAINT(Windowsに入ってるやつ)でも描けるよ。初期のウチのサイト、絵はそれだったよ。
あとD-Pixedか。いにしえすぎるよ。

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