- カテゴリーフシギ村日記/ジャジャ
※昨日までのあらすじ
メイドはただの土偶だった。仕方ないのでメニューでもてなすことにした。
「ここは何がオススメなの?」
「そうですねー、意外なところでメロンソーダですかね」
「へー、でも喫茶店のメロンソーダって小さい頃スキだったりしたわー。
じゃあそれちょうだい」
「かしこまりました、では…」
「なんでフラスコに入ってんだよ!!!!!」
「ウチはそういうポリシーですから」
「なんだよそのポリシー!!! 変なこだわり入れるなよ!!!!」
「ダメですかー…。あ、じゃああの、
焼きたてトーストとサラダのセットっていうのがあるんですけど」
「なんだ、いいのあるじゃん!
そうだよ、そういう喫茶店らしいの頼むよ!それ持ってきて!」
「かしこまりました、では…」
「トースターごと持ってくんなよ!!!!!」
「いやもう、アツアツを食べていただきたくて」
「それにしたって無骨すぎるだろ!!!!!
そんでほら、サラダ!これじゃサラダ置くとこないよ!!?
サラダどうすんの!!?」
「大丈夫ですよ!では、ちょっと失礼します」
「うおおおお前顔に貼るなよおおおおおお!!!!!」
「新鮮なキュウリですから」
「新鮮だからって顔に貼るかなあ普通!!? なあ!!?
顔に貼るかなあ!!?」
「新鮮ですからまあ、仕方ないですよね」
「しっ…え!!!!? し、仕方ないの…!!!?」
「はい、仕方ありません」
「仕方ないんだ…。」
「はい…。」
「あ、そう…。じゃあもう、普通のコーヒーちょうだい…。」
「わかりました…。」
「…あの、1杯多いんだけど……。」
「はい、コーヒーとコーヒーのセットなんで…。」
「ふーん…。じゃあもうそれでいいわ…。」
[つづく]